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第6章 守る理由
第2回投票直前。
空気が張り詰めている。
スクリーンのカウントダウンが静かに進む。
ENFP:「もうやだよ……」
INFPは俯いたまま動かない。
ISFJがその隣に座る。
ISFJ:「大丈夫。」
INFP:「……全然、大丈夫じゃないよ。」
その声は震えている。
INFP:「昨日からずっと考えてるの。
もし次、私が選ばれたらって。」
ISFJの瞳が揺れる。
ISFJ:「そんなこと、させない。」
INFP:「でも、私弱いし……
みんなの足引っ張るし……」
その言葉。
ISFJの中で、何かが切れる。
⸻
――回想
ゲーム開始前。
別室。
モニター越しに映る16人。
管理者の声。
「参加者の中に精神的耐久が著しく低い者がいる。」
映し出されたデータ。
INFP。
ストレス耐性:最低値。
予測崩壊確率:72%。
ISFJはその数字を見つめた。
管理者:「このままでは途中離脱する可能性が高い。」
ISFJ:「……途中離脱は?」
管理者:「ゲームからの強制除外。」
ISFJの拳が震える。
ISFJ:「それは……安全なんですか?」
管理者は答えない。
その沈黙が、すべてだった。
⸻
現在
ISFJはINFPの肩を抱く。
ISFJ:「あなたは悪くない。」
INFP:「でも……」
ISFJ(心の声)
“この子は壊れる。”
昨日のESTP。
危険因子だった。
感情を煽る存在。
衝動的。
場を荒らす。
INFPを追い詰める可能性が高い。
だから、排除した。
守るため。
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