「あ、そういえばおどろくさん」
「どうしたの凸さん?」
朝食を食べてる途中、凸さんが私に話しかけてきた。
「今日さ、俺たちの知り合いがここに来るんだ。おどろくさんに会ってみたいんだって」
「え!?私に!?」
「そ、でもそんなに緊張しなくていいよ、あの二人親しみやすいから。」
へー…どんな人だろ…
「…(ななっし〜)」
俺とななっし〜は目で会話をする。
走りながらこっちに突っ込んでくる魔獣を拳銃とナイフで倒す。
「…見えてきた。」
凸さんたちの拠点だ。
ソファに座ってると、来客用のベルが鳴る音がした。
「あ、来たかな。」
凸さんが扉を開けると、男女の二人組が入ってきた。
「あ、君がおどろくさんだよね?俺の名前はさぁーもん、よろしくね。」
「私の名前はななっし〜だよ、よろしくねおどろくさん。」
「二人ともよろしく!」
私は今、さもさんとななっし〜さんと一緒にお話していた。
「二人って小拠点に住んでるんだよね?」
「うん、普段は大拠点とか街からの依頼で、魔獣から守る…用心棒みたいな仕事をしてるよ。」
「てことは二人とも強いんだ!」
「まあこの世界で生きるなら強くないとね。」
凄いなあ…
さもさんとななっし〜さん、お互いがお互いを信頼してる感じが伝わってくる。
「二人共仲良しなんだね!」
「まあ俺とななっし〜は幼馴染だから。」
へ〜…
「………二人って付き合ってるの?」
『え!?』
二人の声が重なった。
「いやだって…幼馴染だし…仲良しだし…」
「そ、そそそそそっそ、そんな、な、そんなわけないじゃん!?」
さもさん物凄く慌ててる…
「……………………??????///」
ななっし〜さんは顔を赤くして、混乱してるみたいだった。
これ、もしかして………両思い?
「ちょっとおどろくさん!?変なこと考えてない!?」
「そ、そんなことないよ!?」
さもさん心読んだ?もしかしてエスパー?
「おどろくさん…とんでもない爆弾発言したなあ…」
ええ!?凸さん!?
さもさんとななっし〜さんの訪問は、私のせい(?)で少し騒がしく終わった。
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