香月「…」
香月(どこだ…ここ…)
???「おや、起きましたか?」
香月「…あ…」
???「良かった。体に異常はないみたいですね。」
香月「えっ…と…誰…ですか?」
???「あぁ、申し遅れました。」
香坂「私、“香坂慎太郎”と申します。」
香月「…まさかあんた…裏神の…?」
香坂「あら、ご存知でしたか?」
香月「俺…組に帰…」
香坂「ダメですよ。無駄です。」
⛓ジャラ⛓
香月「…!?」
香月(鎖…?)
香坂「あなたが眠っている間につけさせて頂きました。鍵はこちらにあるので裏神の人間が外さない限りここからは出られませんよ」
香月「…俺、狙われるほどの価値は無いぞ」
香月(小林の兄貴や和中の兄貴…小峠ならまだしもだが)
香坂「なにをなにを、私からしたらあなたの価値は無限大ですよ」
香月「何言ってんだ…」
香坂「私、あなたに惚れているんですよ?」
香月「そんな冗談…」
香坂「その綺麗でサラサラな白髪、口の下の愛らしいホクロ、美しい桃色の瞳。全てが完璧なんです。」
香月「何馬鹿なこと言ってんだよ」
香坂「その細いカラダ、男勝りな性格。ほんとに好きなんですよ?」
香月「だとしても、俺は男…」
香坂「好きに性別は関係ありませんよ?」
香月(この目…ガチだ…)
香坂「まぁとはいえ、初めてで緊張しているでしょう?とりあえず紅茶でもどうですか?」
香月「…断る。」
香坂「なぜ?」
香月「お前が俺の事を好いてるのはわかるが、お前はマフィアだ。言うことなすこと全て信用なんて出来るわけねぇだろ?」
香坂「…なら強制的に飲ませるまでですね」
香月「ちょ…やめ、」
ゴクゴクゴク
香坂「どうです?好みの味でしょう?」
香月「…最悪の気分だよ…」
香月「で?私をどうするつもりだ?」
香坂「どうする?とは?」
香月「ほら…情報とか…引き出さねぇのかよ」
香坂「なにをなにを…私が欲しいのは貴方です」
香坂「他は興味ありません。」
香月「なんのために欲してんだよ…」
香坂「言ったでしょう?あなたに惚れていると。惚れている相手に拷問だなんてしませんよ」
香坂「私はただ、あなたを愛でたいだけです。」
香月「狂ってる…」
香坂「ええ、貴方が私のことを好いてくれるならば、いくらでも狂いますとも。」
香坂「はぁ♡青ざめた顔も最高に美しいです。」
香坂「♡」
コメント
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香坂くんのSな感じ好きすぎる🥲💗