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テラーノベル(Teller Novel)
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新しい人が出てくる。多分。


_翌日_

高槻:リツキ姉。…わりぃ、仕事行ってくる。

リツキ:…え?仕事、、あ、バイト?

高槻:…違え。言ってなかったよな。ごめん((


バイトじゃないって…あ、。


リツキ:ううん、大丈夫。…行ってらっしゃい!

高槻:…多分夜までには帰る。朝飯と昼飯、冷蔵庫にあるから…じゃ。(キィ、🚪ガチャガチャッ🔑)

リツキ:…聞いちゃダメよね、。(ボソッ)


ご飯まで作ってもらって…私、いつまでここに居ていいのかしら。

夏休み明けたら…どうしよう…ッッ


ピーンポーン🔔


リツキ:…え”…お客さん?


どうしよッッ、もしお父さんとお母さんだったら…


リツキ:(ガチャッ🚪)はい…?

?:…お?

リツキ:ど、どちら様でしょうか?

?:君は…折田さんとこの?

リツキ:(ビクッ)え、?

?:ああ、初めまして。警察の井原だ。

リツキ:け、警察…?

井原:カナタは、今いないのかな?

リツキ:…あ、もしかして…

井原:おー、そうそう。カナタの面倒見てます、そこの交番の者なんだけども。(ニカッ)

リツキ:…えっと、今カナタくんは居ないです…

井原:ああそっか、仕事行った感じー?

リツキ:そ、そうなんです。


…失礼だけど…良く言って明るい、悪く言ってチャラい人…よね。


井原:折田さん…じゃなくて、リツキ…ちゃん?でいいかな?カナタの”仕事”、気になる?

リツキ:え…はい。あの、井原さんは、全部知って__

井原:聞きたいなら一つ、オレと約束してくれるね?

リツキ:…約束、?

井原:…事情はだいたい分かっちゃったから。しばらくずーっと、ここでカナタと一緒にいなさい。いいね?

リツキ:、!!

井原:オレも割とマシな警察なんだよー?…あまり、首突っ込まれたくなかった?

リツキ:…私の、両親が…居なくなった、とかですか。

井原:!…カナタから聞いてたけどさあ、ホントに勘いいんだねー…まあ、うん。失踪してる。

リツキ:……

井原:でも、失踪してなくても、君はずっとここにいなきゃだけどね。約束、できる?

リツキ:…はい。すみません、両親が迷惑をおかけしてしまって。…私も、かけてしまっていますけれど。

井原:リツキちゃん。そういうこと、気にするの禁止ね。^^(確かに、謝罪が慣れてるな。…カナタと、同じだ。

リツキ:…ありがとうございます。(_ _)

井原:まあ取りあえず、上がってもいいかなー?


井原:んで、カナタの話だけども。

リツキ:…はい。

井原:…はっきり言っちゃうとね、養護施設に入るはずだったのに、「一人で生きていける。働きたい。」って言ったんだよ、カナタがさ。

リツキ:…!!じゃあ、ただカナタくんの言葉を信じて…

井原:いやいや、「そんなんできるかー!」って署内でザワついてねえ。皆反対だったんだけど、カナタが署に来てさ。…お父さんの、スーツ着て。

リツキ:!?え、、

井原:みーんなカナタの顔は覚えてたから、びっくりしちゃってさ。なんかオレらよりも似合ってるしww

リツキ:た、確かに似合いそうですね…あれ、今朝は、着てなかった…

井原:会社行ってから着替えてんのよ。近所の人は、カナタが高校生だって知ってるからね。

リツキ:ああ…そ、それでどうなったんですか?

井原:えーっとねえ…


カナタ:”俺は、大抵のことは大人並にできます。…金が無くてもいいので、勤め先、探してもらえないでしょうか(_ _)”


井原:って感じだったかなあ。しっかりしすぎててねえ、皆目丸くして。…ほんと、ネクタイの締め方なんてどこで覚えたんだろうね。スマホ持ってなかったのに。

リツキ:…お父さん、じゃないでしょうか…

井原:あ…そっか。近所の人も無理だし、それ以外に無いねw…んで、オレの知り合いの会社がさ、人手足りなくて困ってて。そこに放り込んでみたら、バリバリやりやがってさあー!

リツキ:…放り込むって…(_;)

井原:あ、ごめんごめんw そんなわけでオレが、ちゃんと給料払えよーって知り合いに念押ししたんだよ。…多分今は、営業行ってるね。サラリーマンみたいな鞄、持ってたでしょ?

リツキ:…あ、はい。じゃあ、井原さんはカナタくんのこと全部知ってるんですね…良かったε-(´∀`*)ホッ

井原:んー?そりゃ、オレが保護者みたいなもんだし。たまに来てるんだけどさ、今日は仕事だったかあ。

リツキ:…色々、教えてくださって、ありがとうございます。

井原:いや、そんなのいいんだよ!…あ、カナタさ、帰り道で署の前通るから、一緒に帰ってくるね(*^^*)

リツキ:え、。…あ、お待ちしてます!(_ _;)

井原:はいはーい。じゃ、お邪魔しました〜(ガチャッ🚪)

リツキ:…ふー…変わった人?なのかしら。あ、鍵閉めなきゃ…


どうも、作者です。今回で、カナタとリツキの過去が、結構分かったと思いまーす!

ちょっと、1話にまとめたいなと思って💦長くなってすみません!


井原ノリヒト→30歳くらい。近くの警察署で働いている。ガタイがいい。テンション高いが、怒るとクソ怖い。勤務中はちゃんと真面目。

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