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「ガタゴト…。」
ぷー吉「ふんしょ。」・穴から出てきた
マイコ「おそかったですね。」・下を
向いて、ぷー吉を見た
ぷー吉「ふあ。外にあったテントとかも
持ってきた。」・ぷー太郎の方を向いて
おすわりした
マイコ「まさか!村まで戻ったのですか
(驚)!?」
ぷー吉「ふい。」・うなずいた
マイコ「まったく…。」・頭をかかえた
ぷー太郎「・・・・・。」・前足を
組んだまま考えている
マイコ「あなたという子は、どうして、
そう気まぐれなんです!?」・ぷー吉を
叱り始めた
ぷー吉「ふえ?」・マイコを見た
マイコ「ポーチの子まで飛ばすわ、
家を爆破して目的地へ向かおうとするわ
…。」・ぷー吉を見つつ、ぷー太郎を
指した
ぷー太郎「ん?爆破?」・顔を上げた
マイコ「ワープ装置に介入して、
あなたとポーチの子を会わせるのが、
どれほど大変だったことか…。」
ぷー太郎「忘れてた…。」・前足を
おろした
語り手「ぷー太郎は、自身の住む家の
ことを思い出したのだ。」
マイコ「マモケシで、カギを手に
いれたから良かったものの、これ以上、
時間をかけたら、ダリムが出てきて
しまうところでした!」
ぷー吉「ふぅ〜…。」・しょぼくれる
ぷー太郎「ん?カギって、遺跡の中に
あった…。」・マイコに騎士剣のことを
訊いた
マイコ「はい。プラマの起動に
必要でした。」・ぷー太郎に答えた
ぷー太郎「そういうことか…(考)。」
マイコ「あなたの処分は、追って
決めます。いいですね?」・ぷー吉に
言った
ぷー吉「ふぁい。」・うなずいた
マイコ「では、プラマの登場です。
」・穴の方に手を向けた
「ウィー…、カシャン。」
語り手「ぬいぐるみ、のようなロボが、
おすわりしながら現れた。」
ぷー太郎「ほぼ、ぷー吉なんだけど…。
」・プラマを見て言った
マイコ「この兵器は、特殊な光で
相手を攻撃します。再生能力を
ある程度おさえるので、そのうちに、
たたみかけてください。」・ぷー太郎に
説明した
ぷー太郎「わかった。」マイコを
見ながら、うなずいた
マイコ「それと、この子(ぷー吉)は
幻術を使えるので、合わせての、
ご使用をオススメします。」
ぷー吉「ふあ。ちょうちょ(笑顔)。
」・ぷー太郎の姿で、ちょうちょを
出した
「ピラリン。」
語り手「ぷー太郎とマイコは、
ちょっぴり、いやされた。」
ぷー太郎「・・・・・。」・自身の姿を
した、ぷー吉を見ている
マイコ「そうそう忘れるところでした。
」・パンッと手を合わした
ぷー太郎「・・・・・。」・マイコの
方を向いた
マイコ「プラマは、制限を解除しないと
真価を発揮できないのです。」
「ポムッ。」・ぷー吉は元の姿に戻った
マイコ「解除の方法は、本の中に
あるのですが、先に言ったとおり、
その者は、まだ現れません。そこで、
いったん研究所に戻ってください。」
ぷー太郎「研究所に?」・聞き返した
マイコ「はい。北側の洞窟にプラマを
作った施設があるはずです。」
ぷー太郎「なるほど。そこに
解除の手がかりが…。」
マイコ「最後に、これを…。」・
イヤホンをぷー太郎に差し出した
ぷー太郎「?」・イヤホンを見た
マイコ「私との通信用です。誰かさんが
ちゃんと伝えないので…。」・
イヤホンをぷー太郎の左耳に付けた
ぷー吉「・・・・・。」・毛づくろいを
始めた
ぷー太郎「あの…、さっきから
気になっていたんだけど、マイコさんは
ロボットでいいんだよね?」・マイコに
訊いた
マイコ「えぇ。そう思って、
かまいません。」・ぷー太郎に答えた
ぷー吉「そろそろ行く。」・マイコの
ドレスの、すそを引っ張った
マイコ「そうですね。お連れさんも眼を
覚ます頃ですし、このまま研究所まで
送り届けましょう。」・ぷー吉を
見てから、ぷー太郎に言った
『研究所の通路で…』
ぷー太郎「マリモたちのことをすっかり
忘れてたな。報告もしたいし、ちょっと
寄ろう。」・所長室に向かってる
レイア「ふあ〜…。なんで
寝ちゃったんだろ…。」・ぷー太郎の、
うしろを歩きながら、あくびをした
「バン!」
ぷー太郎「クロムさん。魔物が
群がってたと思うんだけど、
大丈夫だった?」・扉を開けて、
所長室に入ってきた
クロム「あぁ、ぷー太郎くん。きみの
設計したバイスロボは、数が
足りなくてね。代わりに、しびれ玉を
使わせてもらったよ。」・本を閉じて、
その方を見た
語り手「レイア、バイス、ぷー吉も
所長室に入ってきた。」
クロム「ワープ装置で飛ばしたから、
今頃は温泉にでも浸かっているんじゃ
ないかな(笑)。」
マリモ(A)「あ〜、いやされる〜。」
マリモ(B)「温泉サイコ〜…。」
ぷー太郎「この短期間じゃムリか…
(考)。」
クロム「そうそう。きみに見て
もらいたいモノがあるんだ。ちょっと、
来てくれるかな。」・机のひき出しを
開けた
ぷー太郎「?」
「トコトコ…。」
語り手「ぷー太郎は、クロムの近くまで
来た。」
クロム「はい。」・ぷー太郎に紙を
渡した
ぷー太郎「紙?」・紙を見た
紙の内容「邪悪な思念が消え去る地に、
破壊を以(も)って強固となる扉あり。
剣(つるぎ)を手に三日月へ向かえ。」
ぷー太郎「・・・・・。」
クロム「これは、あの遺跡のことだと
思うんだ。おどろいたよ。娘が今朝、
持ってきた本に、その記述が
あったとは。まだ、解読を
始めたばかりだけど、
もの凄い成果になると私は…。」・
ひとりで喋っている
マイコの声「話しからすると、
この者(クロム)がプラマの本の
持ち主のようですね。」
ぷー太郎「クロムさん。その本は、
どこに?」・顔を上げて、クロムを見た
クロム「ん?ここに、あるけど…?」・
机の上の本を手に取り、ぷー太郎に
示した
ぷー太郎「マイコさんが読むことって
できる?」・左耳のイヤホンを触った
マイコの声「えぇ。うちの
子(ぷー吉)が見聞きするモノは、
こちらの大画面に映りますから…。」
クロム「?」
語り手「クロムの視点では、ぷー太郎が
独り言をしているかのように見える。」
ぷー太郎「クロムさん。ぷー吉に、
その本を見せてあげて。」・クロムに
言った
クロム「あ、あぁ…。」
『しばらくして…』
ぷー吉「・・・・・。」・開いた本に
両前足を乗せて、それを見ている
ぷー太郎「どう?」・マイコに訊いた
マイコの声「えーと、ですね…。
1枚めくってください。」
「ペラ…。」・ぷー吉は、ページを
めくった
クロム「なるほど。あれ、は、ダリムと
いう魔物の影響だったのか…。」・
ソファーに座って、テレビを見ている
ぷー吉2「・・・・・。」
レイア「ぷーちゃんって、テレビに
映像を流せるんだ。」・クロムの隣で、
ちょっと、おどろいた
語り手「ぷー吉2は、テレビの側面に、
左前足を突っ込んでいるのだ。」
バイス「なんか忘れてるような…。」・
テレビを見ながら、首をかしげた