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朝鮮戦争・改

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朝鮮戦争・改

第46話 - 第46話

17

2024年09月12日

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伊琉夏

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伊琉夏

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新たな時代の幕開けと共に、倭の指導者である伊吹丸はその存在感を増していた。彼の統治は着実に国を再建し、繁栄をもたらしていた。しかし、その一方で、彼がどうして400年も生き続けているのか、という謎は誰もが抱く疑問の一つだった。

ある日、伊吹丸のもとに、長い間彼に仕えてきた側近、斎藤という名の老兵が尋ねてきた。斎藤は長い歳月を経ても変わらぬ伊吹丸の若々しい姿に疑問を抱いていた。

「殿、長い間お世話になっております。しかし、ひとつお伺いしたいことがあります。お聞きしてもよろしいでしょうか？」

伊吹丸は、斎藤の真剣な眼差しに微笑みを浮かべた。「もちろんだ。何でも聞いてくれ。」

斎藤は一息ついて、意を決したように口を開いた。「実は、殿が400年以上もご存命であることに、私はずっと疑問を抱いておりました。普通の人間がそのような年月を生きることは不可能です。何か特別な力があるのではないかと。」

伊吹丸は静かに頷き、深い呼吸を一つしてから、話し始めた。「お前が気づいた通り、普通の人間にはない特別な力が二つある。これこそが、私が長い間生き続ける理由だ。」

斎藤の目が驚きと興味で大きくなった。伊吹丸は、彼が持つ二つの異能について、徐々に説明を始めた。

「私が持つ一つ目の異能は、すべてを無にする力だ。これは、物質的なものから精神的なものまで、全てを消し去ることができる。しかし、この力だけでは私の年齢を止めることはできない。」

「そして、二つ目の異能は、すべてを有にする力だ。この力は、存在する全てのものを形作り、変化させることができる。つまり、時間や物質に対しても影響を与えることができる。」

伊吹丸は少し間を置き、斎藤が彼の話に引き込まれているのを見てから、話を続けた。「私はこれら二つの異能を使って、同時に自分の年齢に仕掛けを施している。具体的には、私の年齢に対して一つ目の異能で無にし、二つ目の異能で有にする。これにより、私の年齢は進むことなく、時間に縛られることがない。」

斎藤はその話を聞いて、目を見開いた。「すごい力ですね。では、殿はこの異能を使って今後も長く生き続けることができるのですね。」

伊吹丸は静かに微笑んだ。「そうだ。しかし、力には責任が伴う。この異能を使うことによって得られるものもあれば、失われるものもある。そのことを理解し、受け入れることが重要だ。」

未来への決意

斎藤は深く頷き、その話に感銘を受けた。彼は伊吹丸の長い寿命と力の秘密を知ることで、彼のリーダーシップに対する信頼を一層深めた。

「これからも、殿のご指導のもと、尽力いたします。」と、斎藤は心からの言葉で答えた。

伊吹丸はその言葉に感謝の意を示し、二人の間には信頼と絆が確かに結ばれていた。彼の異能によって生き続ける力を持つ伊吹丸は、これからも倭の未来を切り開いていくことを誓った。

彼は、これからの時代をどう築いていくかを見据え、未来に向かって新たな一歩を踏み出す決意を固めた。