ー屋上ー
マフィアの構成員が屋上に集められていた
中也「これで全員だな」
芥川「この中に侵入者が居るのですね」
中也「多分な」
中也「!」
芥川「!」
背後から声が聞こえ2人は振り向いた
太宰「♪」
振り向くと太宰が居た
芥川「太宰さん!」
中也「やっと来たかクソ太宰」
太宰「ごめんごめん、森さんの話が長くてさ〜
(呆れながら)」
そう言い太宰は構成員達の前に立った
太宰「…これで全員かい?」
中也「おう」
太宰「ん、、中也、君にお願いがあるんだけど」
中也「?」
太宰「もしこの中に侵入者が居たら君が殺してほしい」
中也「……」
中也は太宰が銃を持っている事に気付いた
中也「…それは出来ねぇな」
太宰「!…なんで」
中也「…その銃、首領に渡されたんだろ?裏切り者を排除する為に、、違うか??(腰に付いている銃を指をさし)」
太宰「っ…(銃に手を当て)
…でも私は人を殺せない、私はもう殺しを辞めたんだ!だからっ…!」
中也「……んはっwあははっw」
太宰「…な、何笑ってんの…」
中也「何マジになってんだよw冗談に決まってんだろ?てめぇには殺させねぇよ、俺が殺す
首領の命令を破るのはいけない事だが、てめぇは探偵社だマフィアじゃねぇ、部外者に俺の仲間を殺らせる訳にはいかねぇからな」
太宰「中也…」
中也「だから安心しろクソ太宰」
太宰「…はっ、ほんとに君は…
(少し安心した表情)」
中也「ふん」
太宰「…それじゃあ始めるよ(手を伸ばし)」
中也「おう」
芥川「はいっ!」
青白い光が構成員に向けて放たれる
そして1人だけ違う姿の者が現れた
太宰「…見つけた」
侵入者「っ!ダッ(逃)」
太宰「!」
侵入者は扉の方へ向かって走った
太宰「芥川くん!」
芥川「はいっ!!」
芥川は異能で扉を塞いだ
太宰「中也!」
中也「わーってるよ!(銃弾を何個か出す)」
銃弾を侵入者に向けて飛ばした
侵入者「!(避ける)」
中也「チッ、、
(異能を発動したまま侵入者に近づく)」
侵入者「…異能力…変装変化 」
そう言った瞬間白い光が現れた
中也「っ…!(目を瞑る)」
少しして光が消え中也は目を開けた
中也「…は、、」
太宰「!」
目の前に居たのは15歳の中也だった
中也「な…どう…して……」
中也15(侵入者)「驚いただろっ?俺の異能は変装、だが見たものだけでは無くお前らの昔の記憶の中の人達にも変装できる、勿論口調もな!」
中也「っ…」
中也15(侵入者)「……いや、君はこっちの方がいいかな」
中也「…あ?」
そう言った瞬間異能が発動し別の姿に変化した
中也「!……おいおい、、嘘だろ…」
目の前に居たのは昔の太宰の姿だった
黒太宰(侵入者)「どうだい?すごいだr((」
バンッ!!(銃声)
中也「!?」
黒太宰(侵入者)「…っ!」
突然背後から銃声が聞こえ銃弾は侵入者の頬を
掠った
中也「…」
中也は振り返った
振り返ると銃を持った太宰が居た
太宰は何故か怒っていた
黒太宰(侵入者)「酷いなぁ、これは君なんだよー?自分自身を殺そうだなんて、どうかしてるよ」
太宰「五月蝿い、黙れ(近づき)」
中也「なっ、太宰、!」
中也は手を伸ばし止めようとした、、
だがその伸ばした手は引っ込めてしまった
中也「…っ…」
[ 止めても無駄だ…
今の彼奴は何を言っても聞かない… ]
カチャ…
太宰は侵入者の頭に銃口を突きつけた
また姿が変わり今度は探偵社の姿をした太宰に
なった
中也「!」
太宰「…っ!」
探偵太宰(侵入者)「今の君は本当にマフィアみたいだよ(クスッ)」
太宰「……そうだね、、確かにそうだ、今の私はマフィアだ、、私は人を殺さない、そう約束した、だから今まで殺さなかった…(銃口を突きつけたまま下を向いた)」
探偵太宰(侵入者)「そうかい、なら私の事も殺せないね」
太宰「……いいや、殺せるさ、だって私だもの、変装してるとはいえ君は今私だ(顔を上げ)」
探偵太宰(侵入者)「…は、?」
太宰「私ねずっと前から自分自身をこの手で殺してみたかったのだよ(嬉しそうに微笑み)」
探偵太宰(侵入者)「お前、、イカれてる…」
太宰「そうだね、私はイカれてる…私はこの組織(ポートマフィア)のせいでイカれてしまったのさ(笑顔)」
そう言ったと同時に太宰は引き金を引き
敵の頭を撃ち抜いた
侵入者「っ…ドサッ(倒れる)」
頭を撃ち抜かれた侵入者は元の姿に戻り
倒れた
太宰「……」
太宰は死体を冷たい目で見詰めた
芥川「タッタッ(太宰に近づく)
太宰さん!お怪我は…!?」
太宰「……嗚呼、大丈夫だよ、(クスッ)」
芥川「良かったです(ホッ…)」
中也「…はぁ、、てめぇらは戻れ、死体処理は
こっちでしておく、首領には俺が報告する(部下達に)」
部下達「はっ!(頭を下げ)」
部下達は中也の言う通り戻る事にした
部下達が居なくなり3人と死体だけが屋上に残された
太宰「芥川くん、悪いんだけどこの事をもり……首領に報告してきてくれるかい?」
芥川「承知した、」
芥川は走って首領の元へ向かった
太宰「……はぁ…」
中也「あんなに怒ってるてめぇは久しぶりに見たぜ(笑って)」
太宰「もぉ…最悪……てか人殺しちゃったじゃん…(しゃがみ頭を抱え)」
中也「ははっ、良かったなー(死体に近づき)」
太宰「良くないよ!!私探偵社なのにぃ…せっかく今まで手を汚さないようにしていたのに…(手を見詰め)」
中也「てめぇの手はもう汚れちまってるだろ
(死体を重力で浮かせ)」
太宰「…まぁ、そうなんだけど…(立ち上がり)
…ところでそれ(死体)どうするのー?(指さし)」
中也「このまま遠くにぶっ飛ばす」
太宰「…え、嘘でしょ?」
中也「いくぜ!見とけよ太宰!!」
太宰「ちょ、待っ!?」
中也「オラァァァァ!!」
中也は死体を遠くへぶっ飛ばした
中也「どうだっ!見たか太宰!!」
太宰「…っw君、ほんと、w馬鹿じゃないの?w」
中也「うっせぇ、死体処理なんてやった事ねぇし
それしか方法が思い付かなかったんだよ」
太宰「はぁw最高wいつかニュースになるかもねw
空から死体が降ってきたってねw」
中也「ははっwんだそれwなる訳ねぇだろw」
太宰「いやいや、分かんないよ〜?wもしかしたらなるかもw」
中也「有り得ねぇw」
太宰「じゃあ、もしなったらご飯奢りね??」
中也「おう、いいぜ?じゃあならなかったら
高い葡萄酒買ってもらうからな!」
太宰「良いよ(クスッ)」
太宰と中也は少し屋上で話してから首領の元へ向かったのであった────。
次の日、あの死体の事がニュースになり
中也は太宰にご飯を奢ることになった 。
ー2日目終了ー
コメント
5件
最高です〜!塾に来てるけど気になって見ちゃう💦
最後のほほんだぁー、wそのニュース見てみたいw
見て下さりありがとうございます! 笑いが欲しいと思って入れてみました☆ 笑ってもらえてよかったです!ww 続き頑張りますね!!( *¯ ꒳¯)b