「なるほどね。ルイっていう子は女の子かな?」
“いえ。男の子です。”
「え?」米田くんも僕も口にしていた。
「じゃあ、ルイくん…?」正直戸惑っている。見た目は女の子なのに驚きだ。
“はい。ルイくんです!”彼女は元気よく画面を見せびらかしていた。
「えっと…、ルイくんと変わってくれる?」
僕の言葉の後に彼女は頷いて瞳を瞑り、しばらく経ってゆっくりと瞳を開けた。
“こんにちは。ルイです。” 顔つきが変わって、高校生くらいの男の子のような目つきなった。
「君が主人格なんだね。」
“はい。すいません、わかりにくくって。こうゆう解離性同一性障害の人にはよくあることらしいです。” 僕はそのことについて詳しく聞くことにした。
“主人格はその人の主(ぬし)となる人格。その本人でもどの人格が主人格かわかってないことがあったりして、見分けるのが難しいらしいです。まぁ、全部ネットの情報なんですけどね。”
見かけによらずしっかりしてる。見た目は小学生なのに中身は高校生…あれ?これは名探偵コ◯ン…なわけないか。
「なるほど。ところで君の年齢教えてくれない?」米田くんから資料をもらう。
“俺は、17です。” 俺!? 一人称も意外すぎる。あと17歳か、やっぱり名探偵………。
「まぁ、話が長くなりそうだし、そこら辺のファミレスとかで話そうよ。」僕は公園から見えていたファミレスの看板を指さした。
彼は頷いて、僕らとともに店内に入った。
「好きなもの何でも頼んでいいからね。僕が奢るから。」彼は嬉しそうに驚いていた。そして大きく頷いた。彼と同じような目をしていたのは隣に座っている米田くんもだった。
「私もいいですかっ!?」キラキラした瞳で患者の彼より幼稚に見えた。
「仕方ないな…」そうすると米田くんは一つのメニューを彼に渡してはもう一つのメニューを嬉しそうに眺めていた。
みんなそれぞれ注文が済んで、やっと本題に入れるところだった。
彼はキョロキョロと店内を見回していた。ただ新鮮そうに、興味深く。その瞳はまだ小学3年のままだった。
ここで終わります。またまた変なところで終わってしまい、すいません!! 最近忙しいので短いのが連続すると思います!
この物語はフィクションです。
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