テラーノベル
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「うっ…うぅ…」
僕は、何回も泣いた。
何度も、その人との別れに
「泣かないで…」
抱きしめられ、背中を
トントンと優しく叩かれた。
赤子を慰めるように
そして、心は…
暗闇に落ちた。
最後に聞こえたのは、あの人の声
その暗闇から光が覗いた。
僕は…目が覚めると
台の上に立っていた。
「最後に言い残すことは?」
誰かが、僕にそう聞く
僕は、ついに死刑執行の時が…来たのだ。
最初は、淡々と…でも寂しさも覚えながら
「僕は…幸せで、本当に…幸せで…」
涙がこぼれた。
声が震える。
「もう、何も思い残すことは…ありません」
そして、最後…無理に笑顔を見せ。
立っている台の足場が消え。
僕の首が、縄に締めあげられ。
死んだ。
家の前…
「ただいま〜」
これは、僕が殺人の濡れ衣をきせられて
死刑執行されるまでの話
俺は、ドアを開けた。
その時最初に目にしたのは、血の海。
すぐに荷物を置いて
靴も脱ぎ、玄関向かいのドアを開け
中に入ると、俺は吐き気がした。
「は…? 」
困惑した、だってそこには、最愛の彼女の死体が転がっていた。
しかも、内臓がぐちゃぐちゃだ。
「あ…ああ…」
声も出ない。
呼吸が荒くなる。
でも、俺は必死に心を落ち着かせる…
お…落ち着かせる?
出来るわけない!!
俺は、彼女を抱きしめて、最後に
おでこを当てた。
そして、スマホで警察に通報し
約10分程できた。
警察が家にやってきて、調査し始めた。
「おい!見ろ!被害者の、いたところに!」
警察が指を指す。
ダイイングメッセージか…
なら、犯人がわかるかも!
俺も警察と一緒に
そのダイイングメッセージを見る。
「憂くん…」
憂くん…
俺も、そういや憂くんだったな…
俺は、陽田海(ひだみ)憂(ゆう)
あれ?燈奈(ひな)は、確か…
もう1人、憂くんって、呼んでた。
俺は、必死に思い出す。
[過去]
「憂くーん!」
俺は思わず振り返る。
すると、燈奈が笑った。
「違うよ!先輩なんだけどね、タメ口OK!って言われてるから、好きな呼び方してるの!」
で燈奈が、指指すところに、その憂先輩とやらがいたとか…
はぁ…僕という彼氏がいながら…全く
と、心の中で嫉妬した。
「あれれ?もしかしてヤキモチやいてる?」
燈奈が、後ろから俺に抱きついて、ニヤニヤしながら、聞いてくる。
「ないよ!憂先輩、別に…付き合いたい人じゃないしね!」
そうじゃないんだよぉ〜!
俺と同じ呼び方は
やめて 欲しいんだよなぁ〜
呻く。
[現在]
「あの…俺も憂なんですけど…」
警察が、ギロリと、見つめてきた。
「もう1人、この人の知り合いで憂って人がいるんです!」
そして、俺は、彼女が死んだ後に来たから、絶対に俺じゃない、違う憂のはず。
と弁明した。
一通り調査して、何も検出されなかったらしく、帰っていった。
そして、1週間後
俺は、捕まった。
訳はこうだ…
憂先輩は、刃物を持ち合わせていないし、犯行になる、動機もない。
警察犬に、嗅がせても、燈奈の匂いはしなかったらしい。
そして、5日前…改めて、調査され
洗濯機に、血の着いた服があった、それは、俺の服で、そのついた血は、DNA検査で燈奈の血と一致した。
俺はひとつ思い当たる節があった。
燈奈を、抱きしめた時だ。
その件を言った。
だが、証拠がない。
そして、今…俺は捕まった。
「殺人容疑で2001年10月10日水曜日、朝7時40分逮捕」
俺の幸せになるはずだった生活は、これで終わった。
「お前がやったんやろうが!はよ白状せいや!!」
叫ばれる。
この刑事に、毎日、毎日。
うざく感じるほど
「やってません!!俺は、やってません!」
俺も、抵抗するが、その抵抗は、まるで意味を成してはいない。
「嘘つくなや!!証拠が出とんねん!この服の血、これが決定的な証拠になっとんねん!もう、認めぇや!」
涙があふれる。
「違います…違うんです…本当に…」
声が弱々しくなる。
もう、諦めたい…
いっその事、諦めたら楽なのかな?
そんな考えに陥ってしまう。
「俺が…やりました…」
遂に、言ってしまった。
そこからの事は、あまり覚えていない。
弁護士なんて、少しの金で雇っているので、まるで役に立たない。
検察が、一方的だ。
「あまりにも、酷い殺し方だ!被告人には、死刑が妥当かと! 」
日本では、死刑があまり出ない。
死刑に該当するのは、大量殺人、または、とても非人道的な殺し方をしたもの。
まだまだあるが、殺人に該当するものでいえば、意図的な放火殺人も、死刑に該当してしまう。
そして、そんな検事だけが、まともな証拠や、話をする、裁判が、もう3回行われていた。
結果は、目に見えていて、その通りの結果になった。
【死刑】が、宣告された。
死刑執行まで、あと6ヶ月
コメント
1件
うわっ…これ、重すぎる展開だよ…😭💦 最初の死刑執行シーンから始まって、回想で彼女の死体を見つけるところ、もう胸が苦しくなった…。濡れ衣で捕まって、自白を強要されて、最後は死刑宣告…切なすぎる。特に、彼女を抱きしめた時に血がついたっていう伏線が、もうやるせないよ…。 続き、絶対読む!この先どうなるの!?😭✨
沙桜
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