悠真視点
ホームズゲームの発売日、学校の帰りにGame Shop Fantasy Store という店に寄ってホームズゲームを買った。そして今、家でゲームを始めた。
「いきなりだけど、やるか!」
悠真はVRゴーグルをつけて、横になった。
『リンクを開始します。体を動かさないでください。』
『リンクが完了しました。プレイヤーネームを決めてください。』
悠真は、「イトオ レニ」というプレイヤーネームにした。悠真はプレイヤーネームを固定する派であり、この名前はオから読み始めると、『オレニイト』と読める。
『それでは、ホームズゲームの世界へ!』
「よし、きたけど、よくあるゲームの最初の街って感じだな。謎解きって言ってたけどなんもねぇじゃん。まぁ、これからかもな!」
悠真は右手の人差し指を上から下に下ろすと、目の前に自身のステータスなどが書かれている画面が現れた。
「うお!ってなんか、S○OみたいにしたらRPGのステータスみたいなのが出てきた!えーっと、確か、MPってメッゾピアノのことだよな、」
悠真はわざと言っている。正しくはマジックパワーの略であり、魔法を使うときなどに消費するステータスだ。メッゾピアノは少し弱くするという意味の音の強弱記号のことだ。
「まぁ、この世界はいいなぁ、なんかこれ一斉にやる感じかな。謎解きは。それなら、また明日やろー!」
悠真はステータス画面からログアウトボタンがあり、それを押そうとするが、押しても反応がない。
「え?これ、任産堂のバグかな?」
『皆様、ホームズゲームを買っていただきありがとうございます。一部の方はもう気付いていることですけど、このゲームは、もうやめれません。なぜなら、クリアするまで出られないのですから。』
このアナウンスを聞いたプレイヤーは首を傾げてザワザワし始める。
「どうゆうことだ?」
「何言ってんだろう。」
「まぁ、クリアしたら抜けられるのなら良いや!」
『今から皆様には、楽しい楽しいデスゲームをやってもらいます!協力したり、裏切ったりして頑張って生き延び、最後のステージまでクリアしてください。さぁ、ホームズゲームのスタートです。』
「んな訳ないでしょ。w」「それなー」という笑い声や、「もうどうしよう!」と恐れる声、プレイヤーはそんな声で溢れた。
「とても面白いことになったねぇー。最近はとても暇だったから、結構良い話じゃないか。」
悠真はこの状況を楽しんでいた。
デスゲームということ、それは本当だった。次の日、残念ながら死者が大量に現れた。
紗良視点
『さあ、ホームズゲームのスタートです。』
「なるほど、そういうことですか。楽しみだよ!」
紗良は少し喜んでいた。
次の日は、死者数を確認した。
「へぇー。1000万人も馬鹿なことをしたのか。最初の試験はどんなものだろうか。まあ、行ってみれば良いでしょ。」
とにかく、紗良は最初のダンジョン、双樹の始まりに行った。
「よっと、最初のダンジョンは構造はシンプルだね。でも、どういうものなのか、試してみようかな。」
『最初の試練は双樹に二つのアイテムを入れよう!アイテム入れるだけだよ〜。簡単だよねー。でも、間違った物を入れると死んじゃうよ〜。』
「なるほど、これを最後まで聞かずにアイテム入れて死んでいったのか、バカだね。まあ、とりあえずヒント探すか。」
紗良は、このエリアを探索した。すると、南の方向に宝箱があった。開けてみると、そこには一つの紙があった。中にはこのように書かれていた。
『入れるアイテムはファンタジーな玉だよ。あと、入れるアイテムは逆でも死んじゃうよ〜!あと、もう一つヒントあげようかな〜。次の宝箱の場所は下に書いてあるよ〜。頑張ってねー。
ここの宝箱の真下にある。だが、普通には取れない。とり方は次の手順だ。
1.宝はこし
2.箱じこま
3.はまだえ
4.取りとば
5.りのい大
6.出地っ丈
7.すはて夫
「なんだこれ、わかりやすすぎじゃん!つまらないねぇー。なんでこんなんで、1000万人も死んでるの?まぁ、やるかー」
紗良は宝箱を取り出し、「始まりの地はここだ」といい、次の宝箱を見つけた。
『ここまできたなら、次のヒントを与えよう。
東は西へ、西は東へ。』
「少し難しいのか?これはそのままの意味で良いのかな?まぁ、東と西に行くか。」
紗良はとりあえず、東へと行った。すると宝箱があった。
「簡単だね。最初はこんなものか。」
宝箱を開けてみると、そこには緑色の玉石があった。
「東は西へ、だから、これを西のところに入れたら良いのか。」
西の方にある木に玉石を入れて、西の宝箱を見つけた。そこには、紫色の宝玉があった。それを東の木に入れ、最初の試練を突破した。
『クリアタイム4分37秒!
現在プレイヤーNo.2です!』
「まあ、こんな簡単なのゆっくりやってこれならまだマシだね。」
あとがき
どうもあざらんです。少し長くなってしまいましたが、どうでしょうか?ちなみに最後のプレイヤーNo.1は悠真で、タイムは1分13秒。頭おかしいね。まあこれ以上長くするのも読みづらいだろうし、これで終わります!バイバイ!
コメント
2件
ありがとう
よくこんな長いの作れるなぁ、、