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中学2年生の時、私は彼に恋をしていました。
[中学生時代]
中学2年生の7月、私はクラスメイトの中で一生関わる事が無いだろうと思っていた高橋樹と席が隣になった。
当時私は隣の彼の事を具体的にどう思っていたのかあまり自分でも覚えていない。1度だけ目があった記憶がどこかにある気がするような。
佐藤翔太「なんかお前俺とずっと近いな笑」
北園彩純「なんでなん笑!」
山本美咲「運命やな〜笑」
北園彩純「いやいや!こいつが運命の人なら 死ぬほうがマシ笑」
高橋樹 (笑)
高橋が「クスッ」と私の冗談に笑っていた。なぜか少しだけ不思議な気持ちになった。
席替えがあった次の日に、6月末にあった期末テストが返却された。
内心、結構勉強したし、中2になって初めての期末テストなのでドキドキしていた。
佐藤翔太「俺マジで自信あるねん笑」
山本美咲「お前うざいわ笑」
佐藤翔太「ごめんごめん笑。てか北園は、自信ある?」
北園彩純「私も自信あるよー」
佐藤翔太「じゃあ勝負しよ?」
北園彩純「いいよ〜」
北園彩純(高橋さんも一緒に勝負したいな、、)
なぜかそんな事を考えていた。勝負をしたいなら話しかければいいのだが、彼には何となく話しかけずらい雰囲気がある。
数学は78点だった。今回は頑張ったのでまあまあ良かったと思う。
佐藤翔太「何点?? 」
北園彩純「佐藤から笑」
佐藤翔太「俺77点やから笑」
佐藤はドヤ顔をしていた。
北園彩純「危な、私78点なんだよねー。」
佐藤翔太「は?おかしいって!!」
山本美咲「うち60点やねんけど、、」
佐藤翔太「おー笑まあ山本にしてはいいやん。」
美咲ちゃんから殺気を感じた佐藤は何度も「すみません!」と繰り返していた。
それを見て笑っている高橋さんの方を見ると、
そこには96と書いてあるテストが見えた。
北園彩純「え、96点!!」
私は思わず声に出して驚いてしまった。
佐藤翔太「やっぱ高橋はレベルが違うわ〜。」
高橋樹「まあまあ笑」
彼は胸を手で叩きドヤ顔でそう答えた。
北園彩純(あれ?意外とふざけたりするんや。)
私はそう思った。思っていた反応と180度違う返答だったからだ。
英語の時間に隣ペアで会話をしたりゲームをする時間があった。
高橋樹「ゲームの方法間違えてたらしい笑」
北園彩純「ええ、だから変やったんかな笑」
不気味に笑う私はどうしても緊張してしまって、距離を縮める事が出来なかった。
給食の時間もくだらない会話をしていた。
佐藤翔太「分かった分かった!ロッカー?」
山本美咲「惜しいねん!」
高橋樹「!!ちりとり!!」
山本美咲「おお笑正解!」
北園彩純「声デカ笑」
高橋樹(笑笑)
この時、自分で気づいていなかったけれど、私は高橋さんの事が好きだった。
夏休み前に、勇気を出して彼に聞いた事がある。
北園彩純「ねぇ、好きな人居る?」
高橋樹「え笑」
佐藤翔太「こいつに好きな人居るわけないやん笑」
山本美咲「あ、去年高橋あの人から告られてたくない笑?」
北園彩純「え?!なんで笑?!」
高橋樹「それどういう意味やねん笑」
北園彩純(だよね、やっぱりモテるよねー。)
佐藤翔太「そ、そうなん?」
山本美咲「まあ、お幸せに笑」
高橋樹「黙れ笑」
別に驚く事では無い。強がったけれど少し寂しくなった。
夏休みに入り、ただ暑い日々が続いた。
お母さん「あっ、買い忘れた!」
「彩純ーちょっとおつかい行ける?」
北園彩純「えー、」
お母さん「お小遣いあげるからさ!」
北園彩純「めんどくさいー」
「まあ良いけどさ。」
ハンディファンを持って徒歩5分弱のスーパーに向かった。
せっかく外に出たのに頼まれた物だけ買って帰るのはもったいないと思い、お釣りのお金でアイスを買った。フードコートに行き、スマホを見ながらアイスを食べていた。
アイスを食べ終えて外に出ると熱風が酷かった。そしてその風に乗ってピアノの音が聞こえてきた。
北園彩純(誰が弾いてるんかな?)
スーパーを出た所にストリートピアノが置いてある。少し寄り道をして音の聞こえる方に行ってみた。
そこには高橋さんが座っていた。