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今日は昨日言っていたジャンヌさんに会いにいくついでに、よくバトルをする他のヒーローにも相棒を紹介してくれるらしい。
……これはアニメで見た零夜君に実際に会えるかもと、ちょっと期待して。
「よぉ!俺っちの大事な相棒を紹介しにきたぜ〜!」
そう言いながら、メインストリートにある彼らがよく行くピザ屋の扉をサーティーンは勢いよく開けた。
「あ、サーティーンさん!遅かったじゃないですか! で、そちらが話に聞いたパートナーですか?」
おそらく予定時刻を過ぎていたのだろう。
少し怒り気味だったジャンヌさんがこちらに気づくと、優しく微笑んで話しかけてくれた。
「私はジャンヌです! サーティーンさんから事情は伺っておりますので、何か困りごとがあればぜひ相談してくださいね!」
丁寧な挨拶、可愛らしい笑顔、さらにその……私にはない、眩しいスタイル。
ジャンヌさんが言い終わると同時に、カランカランと店の呼び鈴が鳴った。
「おや、君が……サーティーンの
パートナーかい?」
黒髪に神秘的な瞳、そして眉目秀麗な顔立ち……そこには期待していた零夜の姿があった。
いや、イケメンすぎない?? てか、女の子は可愛いし、男の子は美形って……
……自分との見た目の違いに、涙出そう。
零夜はスーッとこちらに近づくと、私の目を真っ直ぐ見つめてきた。
「零夜だ。事情は知っているよ。君が帰れるように協力しよう。」
そう言って手を差し出してきたので、こちらも手を伸ば……せなかった。
「相棒の手助けは俺っちがやるから大丈夫でーす。……零夜の手なんかいらねぇっつーの!」
……握手する前に、でかい図体のサーティーンが零夜と引き離すようにグイッと私を抱きしめてきたからだ。
……零夜との握手……
サーティーンに抱き寄せられているのもびっくりしているのに、あの零夜が握手をしてくれようとしたのに出来なくなって、もうって思わずサーティーンを見上げた。
え……?
零夜への口調は軽い感じだったのに、
……目は全く笑っていなかった。
しかも抱き寄せた腕が強く、少し痛いくらいだ。
それどころか、ちょっと怒ってる……?
でも、その表情も一瞬で、すぐにいつものサーティーンの顔に戻っていた。
「とにかく、俺っちの能力が鍵なんだから俺に任せろっての。」
しかも協力の申し出をしてくれた零夜に向かって、しっしと手を振ってあしらう仕草付き。
「あ、ジャンヌ! この後相棒の服とかの買い物、一緒に行ってくれねーか? さすがの俺っちも下着はな〜相棒は一応女だからな、一応!」
黙れこのノンデリ男!
「口を慎みなさい! サーティーン!!」
私が何か言うまでもなく、正義のジャンヌが怒ってくれた。優しい、好き。
「ちょっと黙ってサーティーン」
でもノンデリすぎるから、怒りは忘れずに。
そうしてワイワイした中、私は熱々のピザを頬張るのであった。