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おまけ(ニーハオ!)
“及川徹との小話かき集め”でぅぇす。
1.人気の及川先輩
今日も沢山の女の子に囲まれ持て囃されている及川。青城3年ズの西川は遠巻きにその光景を眺めている。
女子「キャー!かっこいい及川さーん!」
及川「はいはい押さないで☆」
花巻「なんであんなのがモテるのか。」
松川「なに羨ましいの?」
花巻「・・・別に。センスねーと思うけど。」
『・・・・・・・・・・・』
岩泉「アイツは顔だけ良いからな。」
花巻「岩泉・・・一丁前にこっちヅラすんな!」
花巻「本命チョコ貰ってるくせに・・・!」
岩泉「あ?貰ってねぇよ。」
松川「岩泉は鈍感すぎんだよね〜。」
3人が雑談している所に混ざらず、西川はじっと及川を見つめてから大きく口を開いた。
『徹さ〜ん!かっこいい〜!!』
3人「は!!?」 及川「エ」 女子「?」
花巻「ちょ、ちょちょちょっ、」
花巻「急にどうしたんだゆりちゃん!?」
松川「まさか及川に惚れてないよね、??」
『いや試しに言ってみたいなって!』
岩泉「意味わかんねぇよ・・・っておい!」
『おわぁぁぁ!?!!?』
顔を青ざめ突如西川を担ぎ走り出す岩泉。
その後ろには猛突進で迫ってくる及川。
及川「ゆりちゃぁぁぁあああん!!!!」
『う、うわぁ・・・』
岩泉「ぜってぇ渡さねぇからな!💢」
終わり.
2.お熱が出ちゃった及川クン
(⚠甘々注意⚠)
珍しく体調を崩し、保健室で寝ている及川。
西川が隣で座っていると、目を覚ました及川が意識朦朧とする中西川の服をつまんだ。
及川「ゆ、りちゃん・・・」
『あ、起きましたか!具合はどうですか?』
及川「つら、い、むり・・・」
『今日は練習参加できませんね。』
及川「うん、ごめん、ね、」
『謝ることないですよ!大丈夫です!』
優しく微笑む西川を見て、及川は熱い額を片手で抑えながら口を開く。
及川「ゆりちゃん、すき、すき。」
及川「ね、しっ、てる、?おれすきなの。」
『お、及川さん・・・?』
及川「なんで、とおるってよんでよ、」
及川「おれね、ゆりちゃんのなかみもそともだいすきなの。ほんとに。」
及川「からだあつい、もうむり、」
『ん”ん・・・だ、大丈夫ですか及川さん・・・』
及川「えへ、ゆりちゃんがいるし。」
及川「・・・あ、でもゆりちゃんがいなかったらむりかも。ひとりやだ。いっしょいて。」
及川「ずっといっしょがいい、」
及川「きょうははなれないで。ずっといて。」
『分かりましたよ!一緒に帰りましょ!』
及川「やった、!だいすき、!」
『及川さんお家に誰かいますか?』
及川「うーん・・・あ、いない、かも。きょう。」
及川「おやも、ねえちゃんも・・・」
『あら、じゃあお泊まりしてもいいですか?』
『明日休みですし、床で寝ますから!』
及川「え、だめ、それはだめ、!」
及川「とまってくれるのはうれしいけど・・・、ぜったいおれてぇだしちゃう、」
及川「やだ、ぜったいだめ、!」
及川「おれゆりちゃんきずつけたくない、」
『え、ええ・・・分かりました・・・?』
及川「ありがと・・・、ねえ、だいすき。」
終わり.
3.なぜ及川はモテるのか
日頃から不満を持った青城バレー部達が、突如部室で開催した緊急会議。
皆で考えながら一人一人意見を出す。
花巻「顔がいいからだろ。」
松川「それもあるね。なんかでかいし。」
矢巾「松川さんが3年で1番でかいっすよ?」
岩泉「クソだから。」 松川「え?笑」
及川「ちょっと!?皆酷くない!!?」
及川「金田一はどうなのさ!!」
金田一「え・・・」 国見「帰っていいすか。」
及川「ダメ!!!」 松川「まーまー。」
金田一「うーん・・・、えーと、及川さんがかっこいいからじゃないですか・・・?」
金田一「ば、バレー上手いですし・・・」
及川「良い子だね金田一ぃ・・・!!」
岩泉「無理に言わなくていいんだぞ金田一。」
花巻「なんであんな奴が・・・」
しばらく場が煮詰まって来たところで、及川が大トリの西川に話しかけた。
及川「・・・ね、ゆりちゃんはどうなの?」
『え、私ですか!』 国見「・・・・・・・・」
『う、うーん・・・・・及川さんの裏をみんな知らないからなのでは・・・!!』
岩泉・花巻・松川「あーーー・・・(納得」
及川「ちょっと!?納得しないで!!?」
矢巾「ん?どーゆー意味?」
『まあ、及川さんのお顔がかっこいいからとも思いますよ!でもそれだけじゃなくて!』
『女の子に気を遣えたり、バレーを誰よりも愛して努力したりする所が、こう・・・女の子には透けて見えるんじゃないでしょうか!』
矢巾「あーーーねー、」
及川「・・・!!ゆりちゃぁぁああん!!!😭」
『わっ、抱きつかないでください!』
花巻「なんか・・・そう考えると及川もモテるべくしてモテてるのかもな・・・」
松川「確かにめっちゃ理解あるもんね。」
及川「み、みんなぁああ・・・!!」
泣きながら感動する及川に、どこからか出てきた影山が言う。
影山「・・・みんな及川さんのかっこ悪いトコ知らないじゃないすか。」
国見「・・・・・・え??」 影山「あっやべっ」
終わり.
4.寝たフリドッキリ
夜遅くまで及川の練習に付き合っていた西川。少し外出している間に、及川が壁にもたれかかって寝たフリをし始めた。
及川(どんな反応するかな・・・)
及川(無視して帰られたら号泣する。)
『ただいまもど・・・あれ!』 及川「!」
『及川さん?寝ちゃいましたか?』
必死に寝たフリする及川を見つけ、ジャージをかけて近くに座る西川。
『うーん・・・・・・・・・』
及川(ジャージかけてくれた・・・好きー!!)
及川(ていうか見つめられてる!?)
『・・・及川さーん、いつもお疲れ様です。』
及川(は、話し始めた・・・!)
『及川さん私に好きとか言うけど、本気なんですか。いつも大声で困ります。』
『・・・本気なら、結構嬉しいです。』
及川(は、・・・は!?え!?)
及川(ちょ、なにそれなにそれ、え、?)
『いつもごめんなさい。冷たいかもしれせんが、及川さんのテンションに合わせてです。』
及川(それは本当にごめんなさい)
『・・・及川さんの努力を誰にも自慢せず、凄いことだと思ってないところ、結構好きです。あと凄いことですよ。』
『これからも、よろしくお願いします。』
及川「・・・・・・・・・・・・はあ、」
一通り言い終わった西川は、立ち上がりかけるが及川に腕を捕まれハグされる。
『!?』 及川「・・・・・・」 『無言!?』
及川(・・・・・・やっっっっべ、)
及川(どうしよ、ついハグしちゃったけどこれクソきもくない?え、どうしよ、)
焦りながらも抱きしめる手は解かない。
及川が西川の顔を覗くと、予想とは裏腹に分かってたという余裕の笑みを浮かべていた。
及川「え・・・!?」 『ニシシ!』
『私が及川さんの寝たフリに騙されるわけないじゃないですか!ほら行きますよ!』
及川「な”っ!うぅ・・・!!」
及川「じゃあ言ったことは嘘!?嘘なの!?」
腕から抜け出しカバンを持って歩いていく西川に、及川は半べそで言う。
『・・・本心じゃないとは言ってません。』 「え」
西川の首は、真っ赤に染っていた。
終わり.