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#日記
QuartoMew
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ゆうクロ。
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第一章 散歩
夏休みの中盤。中々の量の夏休みの宿題から逃げるために、夕方の各停電車に乗り込む。座席に座り、外の背景を眺めてるうちにいつ間にか眠りについていた。
起きたら、外が真っ暗で灯りが全く灯されてないガラガラの駅に着いた。
ここが終点なのか、発車ブザーが鳴らない。一歩を踏み出して、駅のホームと電車の境目を跨いだ。ここは、寂寥(せきりょう)駅と書かれてる。名前から、もの寂しいイメージが駅名からだけではなく、駅全体まで表しているように感じる。駅のホームを見渡すと電灯は予測不能な並べ方をしていて、手入れがされていないのか草が生え切っている。近くの草からはコオロギの鳴き声がする。
知らない土地に来てしまったが、夏休みの宿題から逃れるならこれでいい。散歩をする感覚で駅の改札を通ろうとしたが、交通系ICをかざす場所が見当たらない。他の場所を見てみたけど、外に通ずる場所はここしか無かった。まぁ無賃で冒険出来るなんて贅沢だしいっかと思い、その場を振り返らず外に出た。
真夏の夜は蒸し暑く、たまに吹いてくる風が心地いい。道は駅と変わらず整備されていないが、草の隙間から土が見えるから最近ここを通った人はいるらしい。
一人旅はこんなに楽しいとは思わなかった。一人旅してる人って、遊ぶ人がいないから気を紛らわすためにしてる印象があったけど、こんなにも胸がわくわくするならもっと早くに知りたかった。
コメント
3件
うわ、これいい雰囲気じゃない?「寂寥駅」って名前だけで既に不穏なのに、主人公が宿題から逃げられてラッキーくらいに思ってるのがまた読んでて気持ちいい。整備されてない駅舎とか草の隙間から見える土の足跡とか、映像が浮かぶ描写が刺さったわ。一人旅のわくわく感が伝わってきて、続き読みたくなる導入だね🔥