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放課後。
辺りはもう暗くなっている時。
私は息を切らしながら裏山まで向かった、
「はぁっはぁっ、」
「っ、」
私は自分がもう長くいれないことを悟り、少し早いがとあるものを取り出した。
「これでいいんだろ、？」
震えながら私は1人森の奥で呟く。
「―――――――――――」
と。
20XX年4月
私は春、〇〇高校に入学した。
入学してしばらく経った今、入学当初から何度も耳にしていることがある。それは
この学校にいくつもの怪談がある、という話だ。［トイレの花子さん］や［人体模型］の話はもちろん、その他にもこの学校特有の怪談話もいくつか耳にした。
私はその中の一つであり、最も有名な怪談の調査を行った。
その有名な怪談というのはとある女の子についての怪談話だ。
それは20XX年XX月に起こった出来事。
放課後に［学年の集団いじめ］について話が聞きたいと言われ1年生数十人が呼び出されたそう。 その中のX組の女の子、まぁなんというかザ、陰キャな子、ここではNと呼んでおく。
突然Nが奇妙なことを言い始めたそう。
「――――――――――――――」
と。
言った内容は聞き出すことが出来なかったが、それはもういい。この後の方が大事なのである。
Nは何かを言った途端、床に倒れ意識を失ったのだ。
しかし数秒後、突然目が覚めたと思ったらどこからかガードのないカミソリを取り出し、クラスメイトに切りかかった。
その目は何かに怯えているようだったと聞いた。
軽傷者0
重傷者0
死亡者13
途中で逃げ出した人も居たそうなのでこの人数がちゃんと合っているかなんて分からない。
女の子はクラスメイトを殺した後その場から逃げ出し、その後は行方不明となっている。
こんなことがあった為他生徒を殺した理由として最も有力なのが、いじめられていたのは実は彼女で、自分をいじめた恨みから生徒を殺したのでは無いか、と噂されている。
しかし私はそう考えない。だって彼女は学校一の優等生だったそう。だったらそんな単純な理由で彼女が人殺しをしたって意味が無いことくらい分かっているはずだからだ。
なぜ突然気を失し、目を覚ましたのか。
なぜガードのないカミソリを所持していたのか。
なぜその後行方不明になってしまったのか。
そもそもなぜ彼女が人殺しをしたのか。
そして、何に怯えていたのか。
疑問が次々に浮かび上がってくる。そんな謎を、面白いことをほっておく訳にはいけないのだ。
しかもこの事件は未解決事件と言われている。それならば尚更触れないわけがない。
私は何かにそう誘導されるようにその事件に惹かれ、そして行動に移していた。
私はこの未解決事件を解決し、真相を明らかにする。その為ここにその記録を残しておく。
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