第一章 いつもの朝
ピピピ、ピピピ
スマホのアラームで起こされる
目を開けるといつもの自分の部屋だ。
うんと大きく背伸びをし声を放った
「変な夢見たな…」
ベットから降り、学校に行く準備を始める
朝ごはんを食べ、集合の10分前に家をでる
「やっぱり、今日も寝坊か…」
そう思いながらも、隣の橘家のインターホンを鳴らす。
誰も出てこない。
しばらくの間インターホンとにらめっこをしていた。
私は、「はぁ〜」と深いため息をつき橘家に入っていく。
「お邪魔します〜」
誰からの返事もなかった。
私は、階段を上がりある部屋の前で止まる
ドアの向こうからは大きなイビキが聞こえる
一向に起きる気配はない、そう思いながらも私はドアを開けた
寝てるのは、橘泰希(たちばなたいき)彼は男子バレボール部の部員だ。しかも、見知らぬ人でもすぐ仲良くなり、先輩、後輩、老若男女関係なく泰希は人気だ。泰希とは家が隣で、保育園からクラスもずっと一緒。いわゆる幼馴染ってやつだ。
私は、もう一度深いため息をつき大きく息を吸う、そして声を発した
「起きろ〜!」
私の声が泰希の部屋に鳴り響く
その声にびっくりしたのか慌てて泰希が飛び起きた。
「びっくりしたー、あっ!音々羽おはよぉー」
いや、おはよぉーじゃないよ…
そう思いながらも泰希に挨拶を返す、
「おはよ、お寝坊さん」
痛いとこをつつかれたのか泰希は一瞬黙った。
これが私たちの毎朝だ。
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