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絃葉「……やっぱ薄暗いな……。う〜ん………これじゃ…ちょっと探索しづらい…」
入ってすぐの所は探索できるが、奥までは行くのは少し危ない。所々天井に穴が空いていたり、壁が崩れていたりと光が全くない訳では無いが、闇雲に入るのは危険過ぎる。
絃葉「ん〜…どうしよっかなぁ…」
そのまま少し考えているといい考えが浮かぶ。
絃葉「…ショピングモールなら、懐中電灯くらいならあるはずだから…まずそれを手に入れたいな…」
ただ、それを手に入れるためにも明かりが必要になる。どちらにせよ暗闇の中を行かなくては駄目なようだ。
絃葉「……頑張るか…」
そう思い一歩一歩慎重に歩く。とりあえず1つ目の店の跡に入る。
絃葉「…ここは……服屋だな。」
ボロボロになった布が散乱している様子を見てそう考える。今は服屋に用はないので、出ようと思った所で思い付く。
絃葉「…そういえば停電とかなった時用の、懐中電灯の携帯でもしてるんじゃないのかな?」
そう考え、店の中を調べてみることにする。
絃葉「…あるとしたらレジの方だよね…」
レジらしき形をした棚の中を探してみる。
絃葉「…うん…無さげだな……こっち探すか…」
いわゆる店の裏側の方まで行ってみる。
絃葉「…こんな感じになってるんだ……」
沢山のボロボロになった棚が並べてあり、その中を覗いて回る
絃葉「……う〜ん…やっぱそう都合よくは行かないよな…」
その店で探すのは諦めまだ明かりが届いている他の店を探す。
絃葉「…………この店入ってみるか……」
次の店はどうやらアクセサリーの店のようだった。
絃葉「……やっぱ金属類は残るんだな…」
そう言いながら錆びているが銀色っぽいアクセサリーを持ち上げる。
絃葉「…っうわ!!……はぁ……びっくりした……」
そのアクセサリーは持ち上げた瞬間ドロドロと溶け始める。原理は不明だがおそらくアルミ等の融点が下がっているのだろう。
絃葉「でも…鉄の融点は下がってないっぽいんだよな…」
ここに来るまでに鉄パイプの様なものも見かけたが、持ち上げても溶けなかった。一部の融点のみ下がっているのか、もしくは鉄も下がっているが僕が持つ程度では溶けないだけなのか…
絃葉「…うん、一旦探索しよう。」
棒立ちしていた足を動かしアクセサリー店の跡を探索する。
絃葉「……う〜ん…やっぱレジには置いてないな……奥も行ってみるか…」
店裏まで行ってみる。しかしそこにも無く、途方に暮れる羽目になる。
絃葉「…………ほんとにどうしよっかな…」
探索しようにも明かりの届く範囲でないと何があるのかも分からない。
絃葉「……火でも点けれたらいいんだけど…」
現代に染まり過ぎた結果、皮肉にも火の点け方なんて分からない。
絃葉「ライターとか無いかな……」
火を点ける物も探してみるがやはり無い。
絃葉「う〜ん…上の階に上がってみるか…」
一度外に出て、車用の上へ上がる道を探す。
絃葉「…あった!…………く…崩れたりしないよね…?」
車用の道を見つけ徐々に上へと進んでいくが、道の所々が崩れていて自分の足場が崩れないか不安になる
絃葉「ふぅ…よし着いた…」
2階の駐車場に着き、一旦休憩する。
絃葉「………お腹へったな…」
もう20時間ほど飲み物しか摂れていないので、そろそろ空腹との戦いになりそうだ。
3分ほど休憩した後更に1階上へと目指す。
絃葉「……よ〜し着いた!!」
3階の駐車場に着きショッピングモールの中へ行く。
絃葉「…お?結構光届いてる!」
天井のあちこちに穴空いているので、光がある程度行き渡っていた。
僕はいろんな店に入って懐中電灯やライターを探すがなかなか見つからない。
絃葉「………う〜ん…この店にも無いか…」
キャンプ用品の店の跡っぽい場所を探索するが光源になりそうなものは何もなかった。しかし、ここであるものを見つける。
絃葉「おぉ!!ナイフあった!」
岩などの残骸を退かしながら探していたら、ナイフと革のカバーを見つける。ただ、肝心の光源が一向に見つからないので、ある可能性が頭によぎる。
絃葉「…もしかして………溶けた?…」
なんせアクセサリーやアルミ缶の融点が、おかしくなっている。可能性は十分にあるだろう。
絃葉「…ん〜……とは言ってもな…ペットボトルは溶けなかったんだよな……」
そう言いながらもう一度リュックの中からペットボトルを取り出す。
絃葉「やっぱり普通なんだよね…プラスチックが溶けるわけでは無い………ん〜…わかんない…」
ただ、もし簡単に光源になる物が全て溶けていたら、探索がだいぶ厳しくなる。
絃葉「う〜ん………まぁいいや、一旦ご飯食べないと」
そろそろ流石になにかを食べたいので、食べ物を探すことにする。3階は食品ゾーンはないようなので、2階へと行くことにした。
僕は駐車場を経由して2階に到着し、暗いながらも飲食店を探す。
絃葉「…この店、飲食店っぽいな」
僕は飲食店の跡と思われる場所に到着した。