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俺は「御剣遥」、ハッキリ言ってこの世界の主人公だ。

顔もイケメン、成績も上位、運動神経抜群…こんないい男なかなかに居ないと思う。友達も山ほど居た。女も嫌という程寄ってきた。人生easyゲーム、、そんな生活をずっと送ってきた。



朝は嫌いだ。自分を歓迎するかのように照らす朝日。朝が来たら学校にも行かなきゃ行けない…正直めんどくさい。人付き合いをするのが段々と嫌になって行った。


「おーい!!山田ー!!」


こいつは俺の幼なじみの「山田翔太」、こいつは正直冴えないやつだ。身長も、成績も、顔も、俺が全てにおいて勝っていた。山田と居るだけで俺は主人公になれた。凄く気分が良かった。しかも俺が金で困ってる時快く貸してくれる。だから毎回つるんで居るのかもしれない。だが、山田といる時は自分の素が出せた気がした。

だから、だから…信じてたんだ。山田も俺の事、友達と思ってるって。別に俺が思ってなくても、お前は思ってくれてるだろ…?ずっと、ずっとそう思ってた。


『死ねばいいのに!!』


…意味がわからなかった。まるで一瞬時が止まったと思った。山田のこんなに嬉しそうな笑顔、俺は今までに見たことがあっただろうか、?

満面の笑みの中にはどこか狂気じみたものを感じた。なぜだか分からないが、死を覚悟した。

俺は、そんな山田の笑顔に「美しい」と思ってしまったのだ。自分でも分からない。まるで人間ではないかのような…そんな笑顔だったのだ。天使。それが相応しかったかもしれない。あぁ、俺は死ぬんだ。と思った。


その瞬間、俺は車に潰された。今までに味わったことの無い程の痛みが一瞬で体を駆け巡った。痛い。苦しい。痛みの後は体が動かせなかった。俺は、死ぬのか…?


意識がままならないまま、視線を山田に向ける。きっと焦っているだろう。そう思っていた。

信じられなかった。あいつは、あいつは、、まるで悪魔のように笑っていた。こっちを見向きもしなかった。おい、なんなんだ…?あの顔…悪魔だ、先程の天使のような笑顔とは比べ物にならない、恐ろしい笑みだった。悪魔悪魔悪魔悪魔…



そうか、、そうだったのだ。

そこで悟ったのだ。俺は、主人公なんかではなかったのだと。何が主人公だ、笑わせる。

あれこそが主人公だ…

恐ろしさの中にある美しさ、何なのだろう。この気持ちは。ごめんな、山田…気づいてれば俺は、、俺は助かったのか、?この後悔ももう遅い。

「あぁ…あいつに、、もこんな顔ができたのか…」


朝は嫌いだった。美しい朝日が山田を照らしている。誰も山田を見ていない。見ているのは多分、俺だけだ。なんて美しいんだろう。周りの騒音なんて耳に入らなかった。

はは、主人公に殺されるなんて、確実にメインキャラ入りだ…



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