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第43話 「いつかの思い出」
思っていることを伝え合う。
その大切さを改めて噛み締め、たくさんのことを語り合った夏実と京輔。
互いが互いを好きだと気づいていなかったときよりも、さらに心が近づいた――という実感が、夏実にはあった。
の、だが。
「……そこまでいったのに、結局何もないまま終わったのね」
史花からは、そんなことを言われてしまうのだった。
夏実と京輔が、お互いの思っていることを伝え合って数日。
とあるカフェでゆっくりお茶をしながら、心配をかけた史花に報告をしていた。
京輔と両思いになったこと。
互いの距離が縮まったときのこと。
……もちろん、いい雰囲気になったはいいが、結局その先に進めなかったことは、詳細は省(はぶ)き、掻(か)い摘(つま)んで話す形になったのだが。
「べ、べつに、やらしいことするだけが全てじゃないでしょ」
「……」
「前だったら言えなか***************************
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