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星宮ももが転校して来て1日 


既に星宮ももの存在が学校中に知れ渡っていた。


「俺、狙おうかな」という声も一日だけで多数聞こえた。


まさか、あんな事になるとは。


放課後のこと。


僕は、下駄箱から校門までの道でとある人影を見つけた。


「星宮さん!?」


星宮ももだ。


しかも僕にめがけて走ってくる。


星宮さんは息を切らしながら僕の後ろに隠れた。


「え、どうしたの!?」


僕は現状把握に時間がかかった。


どうやら転校初日なのに。 


「星宮ももファンクラブ」


ができていたらしい。

 

本人はそれをよく思っていないのか、


そんな事を考えていると、彼らが僕の後ろに隠れている、星宮ももに気づいた。


「お、お前誰だ!ももちゃんから離れろ!!」


ファンクラブの男に指を刺され腹が立った。


「お前らこそ誰だよ!」


と、言葉を放ちつつ星宮ももから離れた。


その途端


「この人、私の彼氏だから!」


星宮ももが僕に抱きつき爆弾発言を放った瞬間、

僕含め周りの人間が凍った。


「ええええええええええ!!」


全員が口を揃えて叫ぶ。


さすがに、その場しのぎの言葉にしても破壊力が…。


「う、嘘だ。こんな奴がももちゃんの彼氏だなんて、嘘だあああああああ。」


ファンクラブの男達が泣き叫んで逃げていった。


「え、呆気な。」


僕はポロッと本音をこぼした。


「やっと行ったね」


と、感心しようとしたが何だこの状況。



「あ、あの。星宮さん、流石にもう抱きつかなくても。」


事が済んだのに星宮さんは僕に抱きついたまんまだった。 


「えっ!あ…!!ごめん。」


顔を赤くして僕から離れた

星宮さんは、なんか可愛くて

嘘でも「この人、私の彼氏だから!」って言って貰えたのが嬉しくて家に帰ってもその言葉だけがずっと頭から離れなかった。


君と花火がみたい

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