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うわああ…第16話、めっちゃ沁みたよ…!😭✨ 長い悪魔祓いがようやく終わったのに、今度は殺人容疑での逮捕か…。ヴェルリナの意思じゃないって分かってるのに、現実の司法はそうはいかないもんね。妹のラヴィシアが「お姉ちゃん、離れ離れ?」って泣くシーンがもう胸えぐられたよ…💔 家族の絆が深いからこそ、その引き裂かれ方が辛すぎる。裁判編どうなるんだろう…無罪とはいかなくても少しでも軽い刑になってほしい。続き気になる〜!🔥
その後も悪魔祓いは継続され、儀式の効力により自殺行動や自傷行動も次第に減滅し、悪魔の力も衰退の傾向に向き、彼女の状態は良好な状態へと回復していった。
「ヴェルリナちゃん、また表情に元気が戻ってきてるね。数十年という長い年月を経る事にはなってしまったけど、悪魔祓いにも遂に終わりの兆しが見えてきて安心だね」
「ええ、まだ多少の他人への凶暴的な殺傷意欲は治ってないけど、悪魔憑きの症状の後遺症のような行動って言ってもそれくらいに落ち着いてる、心身の状態は安定してるみたいで、そこは心配いらなそうね」
「ふふっ」
ヴェルリナは微笑んで大好きな母親に甘え、徐々に無邪気で愛らしい本来の彼女に戻りつつある。
「沢山笑ってくれるようになって良かったわ、ヴェルリナ……良く頑張ったわね」
「ママ、大好きだよ」
「ふふ、私もヴェルリナの事とっても大好きよ、貴女は私達にとって大切な宝物だもの」
とヴェルリナとルナリスは互いに温かな幸せを感じ、微笑み合っている。そんな光景をエリミア達はそっと見守る。
「こういう瞬間を見ると何だか此方までも心が温まるね。この一家の絆と互いを愛し合う愛情は深い」
「ええ、そうね」
「こんなに長期期間にわたってそれが漸く落ち着いてはきたけど、普通なら家族間の人間関係なんてとっくに崩壊していてもおかしくない筈なのに、あの一家の場合はそんな事は何一つなく互いを深く愛し合い、信じ合い、寄り添ってる……ほんとに素敵な関係性だよ」
ルビネット一家の深くて揺るぎない絆と家族愛で繋がれた関係性に感心し、そっと見つめている。
悪魔祓いは終盤に差し掛かり、彼女の状態を見てもあと残り数回程度で悪魔祓いは完全終了と見て良さそうだ。
「お姉ちゃん、具合は大丈夫……?」
「うん、大丈夫だよ。ありがとう、心配してくれて」
ヴェルリナも今では妹が出来た事でお姉ちゃんとなり、嬉しそうだ。
と、此処で新たに産まれたヴェルリナの妹の少女の事について少しだけ紹介しよう。
名はラヴィシア。年齢は今三歳でヴェルリナに似て甘えんぼで元気一杯の天真爛漫な性格の女の子だ。
「ふふっ、ラヴィシアもお姉ちゃんに似て甘えんぼさんね、まだ幼いからかもしれないけど。ふふっ、可愛いわね」
「はははっ……!」
悪魔祓いも終了の時期が迫り、長年背負い苦しんできた悪魔による様々な苦痛も減少し、完全なる終止符を打つ瞬間も直に来るだろう。
家族が一人新たに産まれた事でヴェルリナの精神安定にも繋がり、にこやかで笑顔の瞬間が増えている。「悪魔に対抗出来る程を取り戻せたお陰であまり大きな事態にこれ以上なることはないだろう、後もう少し頑張れるか?」
「うん、やっと私の身体から全て出て行ってくれるんだね」
そうして長きに亘り繰り返し行ってきた悪魔祓いにも数十年という年月を経て、悪魔事件の終息も目前に迫ってきた。
「あと少しで数十年にも亘り続いてきた悪魔事件にも漸く終わりが訪れる、悪魔の呪いも完全に断ち切れる事が出来る……」
「お姉ちゃん、頑張ろうね」
「うん……、ありがとう、ラヴィシア」
ポルターガイストや悪魔憑きの現象など、悪魔祓い時に引き起こされる現象も今ではすっかり落ち着き、未だ後遺症のような症状もあるが目立った事は見られず悪魔祓いに対しての抵抗感もなく順調に悪魔祓いは進行し、漸く………。
「さて、これでやっと悪魔の気配も無くなった事だろう」
#オリジナルキャラ
月戸 夕空
31
斐ウィ神@11月1日名前変更
42
慰麗梳(イリス)
86
祓魔師はそう言い、確認の為エリミアはヴェルリナの身体に触れ、透視を行った。
「どうだ…………?」
「……………………どうやら悪魔は全て祓い切れたようね、悪魔の気配はもう彼女の身体から消え去ってる」
「良かった、これで平穏な日常に戻れる日がやってくるのね」
「一先ずは…………ね」
と含みのある意味深な表現をするエリミア。
「それってどういう…‥、あ……………」
「ええ、もう暫くは苦難の試練が続くと思った方が良いわ、それが終われば後はヴェルリナちゃんの心身の健康を戻す段階に入るわ」
「ねえ、ママ…………まだ何かあるの……?」
何もかもが訳分からずにぽかんとしている様子のラヴィシア。
それもその筈だ、何せ彼女はつい最近産まれたばかりの身。彼女が悪魔事件に苦しんでいる事も、ましてや悪魔に取り憑かれたという事なども何も知らないのは当然の事だ。
「えっと‥……何て言ったら良いのか分からないけど、お姉ちゃんも私達も悪者に苦しめられていたの、それも数十年間にも亘ってね」
「そんな前から苦しい思いをしてたんだ……ねえ悪者って……?」
とにかく色んな事に興味津々になって質問責めしているラヴィシア。幼いからこそ、知る事への関心や興味が満ち溢れているようだ。
悪魔祓いの終焉、完全終了後今度はヴェルリナの心身の状態を正常に戻す為の治療を進めていいく祓魔師達。
だが、そんな時も束の間、ある日電話が鳴った。電話に応答すると電話の相手は刑事からで要件を聞くとエリミア達が予感していた通りヴェルリナを殺人容疑で逮捕、起訴し裁判を執り行う必要があるとの通達だった。
「やはり…………か、しかし仕方ない。彼女自身の意思ではないとはいえ、殺人事件が起こり、その中が数え切れない程の犠牲者が出てしまったのは紛れもない現実、我々は我々の出来る事をしよう」
「ええ、殺人事件が起きたのは事実………ヴェルリナちゃんの意思で起こった事じゃない、それは警察側もよく理解している筈よ」
「ヴェルリナちゃん、大丈夫。僕らは君の味方だよ」
そして数日後、逮捕状を持った警官がややってきて、ヴェルリナは再度確認の為の取り調べや事実確認が徹底的に行われ拘置所に収監される事になってしまった。
「ヴェルリナちゃん………………」
「……………………私、ずっと牢屋にいないと行けないの……?」
「それは分からないわ、だけど裁判には私達も立つつもりよ。無罪には出来ない可能性は高いのは避けられない……それでも刑期が短くなるようになるべく頑張るわ」
「お姉ちゃん、離れ離れになっちゃうって事……?」
「……………………ごめんね」
「ねえ、何で…………」
ラヴィシアはポツリと涙を流して母親にぎゅっと抱きついた。エリミア達は一緒に居る事は許可されず、面会の時間のみでしか会う事が出来なくなった。
妹の事を思うと、胸が張り裂けそうな程に心が痛む。
「承認されないだろうけど、交渉を図ってみましょう。ご家族の安心の為にも」
「ありがとう…………」
「それと裁判に向けての準備もしよう、裁判で少しでも優位になれるように証拠や資料作成も進めよう」
「裁判の時には私も立つわ、それにこの悪魔事件の全ての出来事に対しての責任は少なからず私にあるから」
そう言い、ベラティスは積極的に声を上げた。その後、彼女に対しての接触許可を貰おうとするがそれは無情にも破棄された。
「そう上手くはいかないか………」
「ええ、分かってはいたけど……」
「お姉ちゃん……」
それから、結果は分かっていながらも再度交渉に踏み切ったものの、やはり覆らなかった。ヴェルリナはただ、自分にいつか下される刑罰の審判の時をじっと立ち尽くして待つ。この暗く重々しい空気の中で。
その一方でエリミア達は弁護士と共に一度目の公判に備え、準備を進める。
「それにしても悪いわね、悪魔事件解決の後もこうして協力してもらって」
「お礼なんて良いのに、今回の悪魔事件……裁判の争点としては彼女に科された罪状通り、殺人についての事が問われるのは勿論だけど、その背景となった経緯の事も必要でしょう?それにあの家を販売した私にも責任はある」
「ヴェルリナちゃん、大丈夫なのかな……悪魔憑きにあった者は大抵記憶を失くしてる場合が多く、何より彼女の場合はかなり奇行が激しかったし、殺人や食人行為まで……つまりその分罪も重くなる可能性は大いにある、その辺は我々が何とか彼女に与えられる刑罰が少しでも軽減されるように無罪を主張し続けるしかない」
「不安はあるけどヴェルリナちゃんの為にも私達は私達のやるべき事をしよう」
「ええ、そうね」
ルナリス達はヴェルリナの裁判に備え、弁護士達と共に裁判で使用する証拠など弁論材料を揃えていく。それから暫くして数日後、久方ぶりにヴェルリナと面会できる機会ができ、会いにいく事になった。
「久し振り、ヴェルリナ。元気にしてた?」