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おんりーチャンが時間を止めて、いなくなってから渋滞はあったものの進み出した

俺は急いで車を走らせておんりーチャンのお母さんが居る病院へと向かった

きっと、今頃おんりーチャンは最後のお母さんとの面会をしているだろう

約30分ほどで病院についた

俺は病院は嫌いだ。

数字がゼロに近い人ばかりが居るからだ

俺は受付の人に聞いておんりーチャンのお母さんの病室を教えてもらった

ガラガラガラ

音を立てずにドアを開けようとしても、その音を越えるほどそのなかは静かだった

「遅かったですね…ぼん先生」

そう言ったおんりーチャンは俺に背を向け、ベッドに寝ている女性の手を握っていた

きっと…あの人がおんりーチャンのお母さんなのだろう

でも、話すどころか動いてすらもいなかった

「時間…止めてよかったでしょう?…」

「そう…だ、ね、…」

今回は本当にそうだ、あのまま車に乗っていたら今の俺と同じタイミングについていたのだから

「学校に戻るなら先に戻っていていいですよ、自分はまだここにいたいので」

「いや…」

俺は近くにあった椅子を自分のところまで引き寄せてそこに座った

「俺も付き合うよ」

そのまま何時間かそこにいて、結局おんりーチャンは学校には戻らなく、そのまま家に帰った


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