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僕は怠惰のベルフェゴール。もう眠いから、説明、これぐらいで良い? あ、やっぱダメ? 仕方ないな。えーと、地獄の7大君主の1人で、悪魔7兄弟の末っ子。ちなみにベールとは双子ね。好きなことは寝ること。ご飯の時以外は大体寝てる。あ、ご飯の時も寝てるかも…。RADのテストとかも寝ながら受けるけど、大体満点。勉強は得意、なのかも。あと、ベールは大好き。他の兄弟とは違う、特別な存在。1番かっこいいし、優しいし、頼りになる。ベールと兄弟なのは誇りに思ってるよ。


で、此処何処? なんか、小さい人が僕の前で逆さまでニコニコしてるし。 あ、これ別に寝ぼけてるわけじゃないから。本当に逆さま。浮いてるってことは悪魔かな?人間は魔法が使えない筈だし。ソロモンは別だけど。


「親父殿…?」


ん?  声が聞こえたから、隣を見たら、白い髪の毛の人間がいる。なんか、こいつも眠そうだな。というか、親父?? 見た目通りの年齢じゃないってことは、やっぱり悪魔か。


「シルバーよ、お主の隣で寝とったのは、友達か? 2人ですやすやと眠る姿は何とも愛らしかったぞ。」


いや、全く知らない人だけど。


「俺の隣…? お前……誰だ? 親父殿、俺はこいつを知りません。学園の制服も着ていませんし、不法侵入者では?!」


学園? 此処、学校なの? 不法侵入かぁ…でも気づいたら此処に居たんだし、仕方ないよね。転移魔法で嘆きの館まで帰れないかな。えいっ…………。無理か。じゃあD.D.D.は? 圏外。うーん、困ったな。


「おぉ、友人ではなかったか! ふむ、確かに、今まで感じたことのない不思議な気配を、こやつからは感じる。のぅ、お主、一体何処からきたのじゃ?」


なんか帰れないし、めんどくさいけど、話すしかないかぁ…。


「ふむ、お主は魔界に暮らす悪魔、ベルフェゴールで、気づいた時には此処に居た、とな?」


僕はこくりと頷く。

「うん、そう。僕のことはベルフェでいいよ。名前長いし。」


「了解した。では、ベルフェと呼ばせてもらおう。しかし、にわかには信じ難い話じゃな……。じゃが………。わしは魔界に行ったことはないが、世界は広いからのぅ。魔界があっても不思議ではない。それに、隣でお主が眠っていてもシルバーが起きなんだということは、悪いやつではなかろう。帰るあてがないのなら、暫くわしの元で暮らすが良い。」


「親父殿?!素性の知らぬやつを我がディアソムニアに招き入れるのですか?!マレウス様や学園長の許可なく、勝手にそう決められては…」


「わしが言うとるんじゃから、こやつは大丈夫じゃ。それから、マレウスと学園長には、後でわしから話を通す。それで良いんじゃろ? まぁ、事後報告にはなるがな。」



なんか、話がとんとん拍子で進んでく。てか、僕まだこいつらが誰なのかも、此処が何処かも知らないんだけど。

「ねぇ、僕のことは話したでしょ。次は僕が聞く番。 あんた誰? ここ、何処?」


「おぉ、すっかり忘れておったわ! わしはリリア・ヴァンルージュ。そして、お主の隣で寝ておったのがわしの愛しい子、シルバーじゃ。」


リリアに、シルバーか。名前、覚えれるかな…。


「此処はナイトレイブンカレッジ。通称NRCじゃ。なに、聞いたことくらいあろう?」


「NRC…?」

え。なにそれ。聞いたことないし。


「お主、NRCを知らんのか? 古くからある魔法師養成学校で、隠居していたわしでさえ、存在は認識していたんじゃぞ?」


魔界にそんな学校ないし、此処は魔界じゃないよね。なら、天界はあり得ないし、人間界? ねぇ………今、”魔法師養成学校”って言った? 何それ。人間は魔法使えないよね。


「ねぇ、魔法使えるの? シルバーも?」


「あぁ、勿論だ。」


「シルバーは人間だよね。リリアは悪魔?」


「あぁ、俺は人間だが、親父殿は…」


「はっはっは! わしは悪魔じゃないぞい!わしは妖精族でな、人間よりも寿命は遥かに長い。無論、その分、多くの知識を持っておる。魔力も普通の人間よりは多いであろうな。どれ、驚いたか?」


妖精族?聞いたことないな。それに、シルバーは人間なのに魔法が使えるって言ってた。口ぶりからして、他の人間も当たり前に使えるみたいだし…。これ、もしかして、レヴィが前に言ってた、異世界転移ってやつ?


「ねぇリリア、此処、僕が居た世界じゃないかもしれない。僕の知ってる人間は魔法が使えないし、どの世界にも妖精族も存在しない。」


「なんと! 自分の意思でないにしても、世界を超えてきたわけか! 何と奇異な経験じゃ。じゃがしかし、それはまた厄介じゃな…。まぁ、先のことは此処でゆっくり考えればよい! ほれ、わしは学園長のもとに行ってくる故、シルバーはベルフェをディアソムニアまで案内してやれ。」


「お、親父殿?!」


「すぐに戻るでの〜!!」


「………。行ってしまわれたか…。仕方ない。ベルフェ、だったな。ディアソムニアに案内する。ついてきてくれ。」




眠いのにまだ歩かなきゃダメなわけ…? はぁ、今日は疲れる1日だなぁ…。

本当に僕が異世界へ?!

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