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限界値
※ 注意 ※
・桃青
・病み
・学パロ=年齢操作アリ
※七割くらい実話です 先週くらいにあった話を掘り起こしてるのでリアリティ強かったらごめん🥲🥲
勉強道具広げながらスマホ片手にシフト予定考えて、卒業後に必要な費用計算してたら寝落ちしてて、「ダブルワークどころじゃねえじゃんやめろ(激怒)」って怒られました。
なんでだよ。いいじゃんそれくらい。
その日は朝から体が重かった気がする。
いつもなら無理矢理抑え込んで笑顔で向かった学校も、到着するまでに何度も足が止まった。
電車に揺られながら、何故だか涙が出そうになって頑張って耐える。
心の中はもうぐちゃぐちゃで、行かなければならない使命感と無理だと叫ぶ自分が暴れ回る。
それでも俺には、学校に行くという選択肢以外無いんだと考えながら気づけば学校に着いていた。
スマホ片手に、ぶらぶらと自分の荷物のあるロッカーまで向かう。道具を持って、近くの壁に寄りかかった。
しばらくすると、友達と笑いながら入ってくる桃髪が視界の隅に入る。
思わず彼の方を見つめると、笑いながらもこちらを向いたないこと目が合った。
するとその一瞬で何かを察したのか、少し目を瞠った彼。すぐにこちらに近づいて来たと思うと、俺に向かって挨もせすにただ一言。
「まろ、大丈夫?休みたくなったら言える?」
「……うん、今は大丈夫やで、…心配せんといて」
「…ほんまに?」
「ほんまやって」
ふーん?とまだ疑うように顎に手を当てるないこ。
少し強引に振り払い、さっさと授業へと向かった。
それからあと1時間で休み時間といった頃、ぎゅっと締め付ける胸にどうしても耐えられないような気がした。
廊下にいたないこを見つけた途端、走って彼の元へ向かう。
そしてその勢いのまま、彼に飛びついた。
「ぅおあッ、」
「……まろ?」
ぐりぐりと頭を彼の首筋に押し付ける。
少し低いその背は、今の俺にとって好都合だった。
「……っは、…泣 」
「…まろ、今日はもうやめよう?向こうの空き教室で休もっか」
飛び込んだ俺を抱き止めて、俺を隠すように強く抱きしめながら頭を撫でてくれる手に甘えそうになる。
でもこんなことで休んでられないから。
「いゃッっ、休まへん、… 」
「なんで?まろの体は無理って叫んでるよ?どうせご飯も睡眠も取れてないんでしょ」
「…まだ俺、…うごける、からっッ…泣」
体調が悪い訳でもないのに。ただそれらが取れていないだけで、 休めるはずがない。
「…まろは、今なにがしんどい?疲れた?」
「……ぜ、んぶ、っ」
「っおっと、」
ずるり、と体から力が抜けて、その場に倒れそうになる。ないこの体に回したその腕が倒れるのを阻止して、ないこも一緒にしゃがみ込む。
「そっかそっか、じゃあ俺が連れてってやるから」
「だぇ”…ッっん、泣」
「もう駄目ですー、空き教室行くよ」
強制的に担がれ、倒れかけて力の入らなくなった身体はもうないこに任せることにした。
「荷物は教室?」と聞いてくる声が耳に入るが、それを言葉と認識できなくなるほど働かなくなった俺の頭は、ただ眠気を催すだけの機関となってしまっていた。
「んー……上着しかないかなぁ」
「……」
「まろ、これあげる」
「…んぁい」
「はい頭上げてー」
「ぅ…」
机に突っ伏していたままの姿勢を少し起こすと、腕に綺麗に畳まれた上着が置かれる。それを認識してから、腕から上着をずらし再び伏せた。
「え!?使ってよ!w」
「んー…人の、やし……」
「気にすんなよそんなこと…おらッ」
「ぃ゙ー……っ」
無理矢理顔を上げられ、上着が差し込まれる。
抵抗したつもりでもないこには勝てないらしい。
頭を下ろすと、いつもする好きな匂いに包まれる。
それがすごく安心して、更に眠気が増す。
俺とないこしか居ない教室。
外で鳴るチャイムにビクリと体を震わせると、同じ匂いのする手が頭に乗る。
それに擦り寄ると、頭上から息が漏れるような笑い声が聞こえた。
休んでよかったとは思っていないけれど
ないこに撫でてもらえたことは良かったと思うことにする。
End.
ハートもコメントもいっぱいください!!!!!!!
どこからが実話でどこまでが実話なのかは伏せときますね、あの人たちに怒られちゃう 🙄
あ、これ見てる人達全員1つ前の「大事なお話」の投稿確認よろしくね!!