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第1話
俺の兄は馬鹿で無職で煩い…だがとても優しくて頼りになる兄だ
「おはよう!」
いつも通りに挨拶をしてくれる兄の片目には
花が咲いていた
驚きが隠せなくて せっかく注いだ珈琲を落としてしまった
「お…おい…どうしたんだ?ヴェスト?」
そんな様子を見て兄は話しかけてくれた
「兄さん…目に花が…」
「ぇ?花…?」
俺がそんな事を言うと兄は片目を触った
兄が花に手を触れると、顔が顰めっ面になった
「通りで視界がいつもより悪いわけだ」
「気づいてなかったのか!?」
やはり…いつもの兄だ
「まぁ、お前が気にする事じゃねぇから!な?」
兄がそう言い、俺は
**『健康そうだし大丈夫だろう』**と安心して
放っておいて置く事にした