テラーノベル
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「もうだいぶ酔いは覚めたよー!」
その言葉を聞き終わるか終わらないかのところで、リュウジのキスが降りてきた。
優しく唇を這うような唇。サンゴの下唇をリュウジは甘噛みして、優しく吸い上げた。
「んんっ」
「可愛い」
リュウジの温かい唇は、またサンゴの唇を優しく撫ぜ、舌を優しく入れてきた。息が荒くなり、吐息に熱がこもる。長くて、優しくて、甘いキスに、サンゴは一瞬、ブルっと肩を振るわせた。すると、リュウジがサンゴを思いっきり抱きしめた。
「サン先輩。……俺、すごく我慢してたのに」
「そーなの?」
「先輩がいけないんだよ?」
「ええ?」
そうやって驚きながらも、サンゴはリュウの首筋や頬が可愛くて、無意識に撫でていた。
「ずっとそんな風にされてたら……もう全然我慢できなくなるんだよ?」
「そうなの?」
「わかってよ……」
そのまま、リュウジは一度履いていた靴を脱いで、また部屋の中に戻ってきた。
「やったー!戻ってきてくれてありが……」
ありがとうと、いう前に、リュウジに唇を塞がれてしまった。リュックが床へ落ちる音が聞こえると、そのまま、ソファに倒れ込むように、リュウジはサンゴに熱いキスをお見舞いしていた。
ーーーーーーー
静まり返る部屋の中で、リュウジとサンゴのキスの音と荒い吐息だけが響いていた。
ちゅっ……ちゅう……
「はあ、先輩!!」
「んんっ……待ってぇ」
「わざと言って煽ってるの?……しがみついてるのサン先輩だよ?」
確かに、サンゴは夢中で両手で、リュウジの頬や首を包み込んでいた。彼の頬を撫で回してしまう手を自分でも止められなかった。
「だってぇ……」
「ああ……先輩が俺に手を伸ばしてきたんだよ……?俺、もっとデートとか重ねようって……思ってたのに!!」
そう言いながら、リュウジはネクタイに手をかけてサッと解いた。そして、サンゴの腕を優しく掴んで、その手の甲や腕に頬を寄せてキスをした。
「んん!」
「気持ちいいの?」
「やだっ恥ずかしい……」
「はああ、可愛すぎる……」
リュウジはストン、と片足をソファから下ろすと、軽々とサンゴを抱き上げた。そして、仕切りを越えて、暗い部屋のベッドの方へ寝かせてくれた。
「わあ!」
「こっちは暗いから、これでいい?」
「ええ?……やあん、どうするん……」
リュウジはフッと笑うと、サンゴの頬や耳にキスの雨を降らせてきた。その唇は、ゆっくりと首筋や鎖骨の方まで降りてくる。
腕をぎゅっと握っている、逃げられないくらいの強い力に驚きつつも、彼のキスにうっとりと酔ってしまう。頭がクラクラしたまま、全身で彼の体温に集中していた。
「ああっ……きゃあ」
「なんでこんな、敏感なんだ……?」
そのままするりと、服を脱がされ、ブラの肩紐も滑らかに降ろされる。彼が優しく肩に口付けをくれただけで、サンゴの身体は震える。
「リュ、リュウきゅん!!」
「サン先輩がそんな声出すなんて!」
艶めいた声に、眉を思いっきり顰めた彼は、自分のシャツを豪快に脱いで、またサンゴの肌へ擦り寄ってため息を漏らした。
「んーー」
「はあ、ああ、サン……かわいい、ほんとに好き……」
ゆっくりと、見ぐるみを剥がされ、彼の腕に抱きしめられる感覚が心地よかった。
「リュウ……」
彼は体勢をずらして、今度は唇や頬をサンの胸に擦り付けていた。荒くて甘い吐息が、サンゴの身体に染み込んでくる。サンゴの身体は、何度も震えながら捩れてしまっていた。
「んんっー気持ち良すぎるう……」
「ふふふ。嬉しい。ずっと触れたかったよ……サン」
彼の甘い吐息や優しい愛撫は、快楽のためというよりも、どこかそこはかとない大切な気持ちをそのまま表しているようで、サンの胸の奥がギュッと締め付けられる。
「はああ!」
(リュウくんのあんな顔見れるなんて……)
「ああ。俺、本当に、嬉しい。サンに……本当に近づきたかったんだよ……」
悩ましげな表情でコチラを見つめている彼は、そのまま彼女の身体に沿って指を足の間に滑り込ませた。
「ああ、大変だ。ここもこんなに濡れてる」
「んん!!」
リュウは、指を優しく動かしながら、何度もサンの首や腕や胸にキスを落とす。
「可愛い……サン!!サンの全部にキスさせて……ね」
そう言って潜っていった彼は、サンの身体中のどこまでも深いところまで、大切そうに味わい尽くした。
「やあああ!だめっ!」
「気持ちいいでしょ?溢れてくるよ」
サンはこの世のものとは思えないような快楽に身を任せながら、何度も何度も鳴された。
「ああん!だめ!一人でいっちゃう!!」
「いいんだよ!いって」
「やだ。怖いよ!一緒がいい!」
「サン……好きだよ本当に」
リュウはサンの髪を優しく撫でると、すっと鞄から箱を取り出し、準備を終えた。そして、またサンを抱きしめ、要求に応えるために、少しずつ、ゆっくり自分のものを彼女の中に押し込んでいった。
「んん!」
「ああ、サン待って。だめ。まだ動かないで…気持ち良過ぎてやばい」
「ううんっ!」
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コメント
1件
わああ第11話読み終えたよー!!😭💕💕 リュウくんの「我慢してたのに」からの流れが良すぎて心臓持ってかれた…!ずっと我慢してた想いが溢れ出しちゃった感じがエモすぎる…キスの描写も一つ一つが丁寧で、サン先輩への大切さが伝わってくるよ🥺💖特に「サンの全部にキスさせて…ね」のセリフが最高すぎて何度も見返した…! 二人の距離がゼロになった瞬間の尊さにやられたよ…大好きです!!!😭🌸