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第2章 最初の揺らぎ
時間制限のアラームが鳴る。
『最初の投票を開始してください。』
ENFP:「え、ちょ、もう!?」
ESTP:「は? 判断材料ゼロだろ。」
ESTJ:「動きが読めない人間が危険だ。」
視線が、ESTPへ向く。
ENTP:「いやいやいや早くない!?!?」
ISTJ:「彼は単独行動志向が強い。」
ESTP:「は???」
空気が傾く。
ISFJがすぐ横に立つ。
ISFJ:「違うよ。この人は、ただ正直なだけ。」
ESTPが少し驚いた顔をする。
ESTP:「……お前、俺のこと分かるのか?」
ISFJは小さく微笑む。
ISFJ:「うん。」
投票。
結果表示。
ESTP 7票
ENFP:「やだ……」
扉が開く。
ESTPは振り返る。
ESTP:「……ま、仕方ねーか。」
ISFJの手が、無意識に伸びる。
でも届かない。
扉が閉まる。
その夜。
他のメンバーが眠れない中。
ISFJは一人、壁際に座っていた。
誰も見ていない。
そう思っていた。
小さなパネルが開く。
内部に隠された端末。
画面が光る。
“管理アクセス認証済み”
ISFJは目を伏せる。
ISFJ:「……ごめんね。」
モニターには、隔離室のESTPが映っている。
無事だ。
生きている。
ISFJの指が、次の候補者データを開く。
“INTJ”
ISFJの表情が揺れる。
ISFJ:「この人は……危ない。」
部屋の暗闇。
実は、もう一人。
起きていた人物がいた。
INFJ。
INFJ(小声):「……違和感。」
INFJの視線は、ISFJの方向へ。