この作品はいかがでしたか?
84
この作品はいかがでしたか?
84
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
💚サイド
💚「今日は天気が良いね…。」
こういう時ってどんなふうに話したら良いんだろう。
🖤「そうだね。風が気持ちいい。」
🖤「ねぇ、阿部くん。」
そんなことを考えていると目黒くんが話しかけてきた。
💚「ん。どうしたの?ニコ」
僕は今できる精一杯の笑顔でそう聞き返した。
🖤「元気ない?」
💚「そう、見える?」
🖤「うん…。」
💚「大丈夫だよ。心配かけてごめんね?テスト勉強でいつもより寝てなかったから。」
正直言うとこの1週間体がだるい気がする。
佐久間にもバレなかったのになんで?
🖤「無理しなくて良いんだよ?」
別に無理なんてしてない。
💚「無理なんて…っ!」
僕は少しよろけてしまった。
子供の時からそう。
自分の限界もよくわからない。
体がSOSを出してるのに気づけない。
🖤「ほら、大丈夫じゃないでしょ。保健室行こ!」
💚「え、ちょっと!」
その瞬間、僕は目黒くんに軽々と 抱き抱えられた。
でも、不思議。
目黒くんといると心がポカポカするような気がする。
こんな感覚は初めて 。
【保健室】
🖤「はい。おろすよ。」
💚「…うん。」
そう言われて、ベットに座った。
🖤「体温測ろっか。」
💚「ごめんなさい…。何から何まで。」
🖤「ごめんよりありがとうが良いかな。」
💚「…ありがとう。」
🖤「熱…は無さそうだね。休んどく?」
💚「…うん、そうする。」
なんだか、ほっとする。
💙「亮平!大丈夫か!」
💚「へっ。」
💚「なんでいるの?」
💙「亮平のとこ行ったら、保健室方行ったって聞いて。」
💚「大丈夫だよ。ニコ」
❤️「翔太!待ってって!」
💙「あー。目黒だっけ?ちょっと良い?」
🖤「?…はい。」
💙「涼太、ちょっと話聞いてきたげて。」
❤️「ん。了解。じゃあ、目黒くん外行こうか?」
💙「…で、本当は?」
💚「だいじょ…」
💙「大丈夫じゃないから保健室来てんだろ。」
💚「…。」
💙「こないだも、怒鳴り声聞こえたけど?」
💚「…。」
💙「何された?」
💚「…別に何も。」
💙「嘘つくなって。」
💙「母親、庇わなくて良いよ。」
💚「…。」
💚「…嫌だ。」
何が正解なの?
お母さんは悪いの?
💚「…翔太。」
💙「どうした?」
💚「僕はどうしたら良いの?」
全部分かんない。
💙「大丈夫。俺も涼太もいるから。」
💙「…それに目黒も。」