Aの手が俺の体に伸びてくる。もう、避けられない。
目を閉じて、ただこれから起こるであろう屈辱に、奥歯を食いしばった。
🧡(耐えよう…そうすれば終わるんだ)
そう、全てを諦めたその瞬間だった。
バァン!!!!
入り口の扉が、まるで爆発でもしたかのような、凄まじい音を立てて開いた。
いや、蹴破られたのだ。
そこに立っていたのは、鬼の形相をした、目黒蓮とラウールだった。
🖤てめぇ…っ、何してんだ!!!!
目黒の、今まで聞いたこともないような怒声が、楽屋中に響き渡る。
その瞳は、燃えるような怒りで赤く染まっていた。隣に立つラウールも、いつも無邪気に笑っている顔からは想像もつかない、冷え切った殺気を全身から放っている。
A「なっ…!お前ら、なんで…!」
Aが狼狽えている。俺も、何が起きているのか全く理解できなかった。
🧡(なんで…?なんで、みんながここに…?)
俺が呆然としていると、今度は別の方向から、バタバタと複数の足音が近づいてくる。
気づいた時には、俺の裸の体は、ふわりと温かい何かに包まれていた。
ふっかさんが、自分の着ていたジャケットを俺の肩にかけてくれたのだ。
💚…もう大丈夫だからな、康二
すぐ隣で、阿部ちゃんが震える俺の背中を優しくさすってくれていた。
その声は、泣きそうなくらいに優しかった。
目の前では、目黒とラウールがAに詰め寄っている。
すぐそばには、阿部ちゃんとふっかさんがいてくれる。
何がどうなっているのか、全く分からない。
でも、一つだけ。
一つだけ、確かなことがあった。
もう俺は、一人じゃないんだ。
コメント
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テストが忙しい中でこのクオリティ、さすがです! こーじから孤独が消えてほんとによかった! 続き楽しみにしてます!

テスト勉強のお忙しい中、投稿して頂きありがとうございます。 メンバー達が助けにきてくれた、読み返したりしてると目から涙が出るばっかりで😢ゆっくりペースで投稿してくださいね 続き楽しみにお待ちしてます。
忙しい中の投稿ありがとうございます! SnowManが助けに来てくれたのが嬉しくてもう感動です🥲 涙腺崩壊きてます SnowManの絆を改めて感じられる作品です😭 最高の作品ありがとうございます🥲😭♡♡ 続き楽しみにしてます‼️