A「くそっ!」
状況を理解したAは、目黒とラウールを突き飛ばし、楽屋の奥にあるもう一つのドアから逃げ出そうとした。
しかしそのドアは、内側から開くよりも早く、外側から蹴破られた。
そこに立っていたのは、静かな怒りをたたえた岩本照と、全身から殺気を迸らせる佐久間大介だった。
💛…逃げんな、てめぇ
岩本の、地を這うような低い声が響く。
🩷俺たちの宝物に、何してくれてんだぁぁぁ!!!!
佐久間が絶叫と共に飛びかかり、Aの胸ぐらを掴み上げた。
その小柄な体からは想像もつかない力で、Aを壁に叩きつける。
A「ぐっ…!」
完全に意表を突かれたAは、再び体勢を立て直すと、今度は廊下に通じる別の通路へと逃げようとする。しかし、その先にも、地獄の番人が待ち構えていた。
渡辺翔太と、宮舘涼太。ゆり組の二人だ。
💙おいてめぇ…マジでいい加減にしろよ
渡辺は、見たこともないような冷たい目でAを睨みつけ、静かに道を塞ぐ。
❤️逃げるな。お前は、決して許されないことをした
宮舘は、いつも優雅なその口調に、刃物のような鋭さを乗せて言い放った。
前門の虎、後門の狼。
楽屋の入口には、目黒とラウール。
奥の扉には、岩本と佐久間。
そして、最後の逃げ道である通路は、渡辺と宮舘が塞いでいる。
完全に、逃げ場はない。
Aは、自分がSnow Manという8人の狩人たちによって、完璧に包囲されていることに、ようやく気づいた。
彼は、袋の鼠だった。
コメント
9件

続き楽しみ〜

もっともっとやれ! こーじにしてきたこと許さないぞ!続き楽しみにしてます!

メンバー達の愛が伝わってくる。 A の制裁とメンバー達の康二君への愛が気になる~。😆 続き楽しみに待ってます。