/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
翌日
オーター様は結局昨日はお休みというのにもかかわらずお仕事をなさった
寂しい…と、言う訳では無いが…オーター様の事は心配している、なんというか…「私には休みはありません」みたいな…遠回しに…というか…自ら休みを無くしに行っているような…そんな感じだ
ユキ）うーん…
今はオーター様は仕事場に行ってお仕事をなさっている
相も変わらずお留守番だが…まぁ、結構暇…ではある
ユキ）…オーター様の好きな物って何かな…
暇つぶしがてらオーター様の好きなものを探る事にした私
いつも寝ている寝室には本棚があり多分部屋で唯一本とかが置かれてる棚…だとは思うけど……
ユキ）えっと…
背伸びをして日記とかなにかに統一されたそれらしい本を探しているのだが…ない！無趣味！
ユキ）おかしいなぁ…あってもいいと思うけど…(結構キッチリした文章になりそうだけど……)
他にもなにか無いかと部屋をあちこち回っていると……
ｺﾝｺﾝｺﾝ
と扉を3回叩く音が聞こえ
？？）兄貴、悪いがちょっと付き合ってくれ
という声が聞こえた
ユキ）あ、え…(お、お客さんだ…どうしよう…え、兄貴？兄貴って誰！オーター様のこと？え、そ、そうだよね？多分きっと恐らくそうだよね？)
取り敢えず野放しにも出来ないのでそっと扉を開けると私よりも遥かに身長の高いオーター様とそっくりな…男性…が居た…あと普通にガラ悪くて怖い……
？？）あ”？誰だテメェ
ユキ）あぅっ…え、あ……えと…お、オーター様に…その、か、買われた…人間……です…
？？）まーだやってたのかあのクソ兄貴
ユキ）ﾋﾞｸｯえ、あ…その……えっと…
？？）お前、名前は？
ユキ）え、と…お、オーター様には……その、ユキと呼ばれてます……
？？）ふーん…じゃあユキ、兄貴に伝言頼む
ユキ）あ、は、はい
？？）そうだな…明日の午後にワースが仕事部屋に行くって伝えて欲しい
ユキ）えっと…わ、ワース…さん？が明日オーター様のお仕事部屋に行くのを伝えたらいいのですね…分かりました
？？）ちなみに、そのワースは俺の事だ
ユキ）はぇ…あ、て、てことは…オーター様の……弟さん…？
ワース）あぁ、兄貴に用事があってな…たしか今日有給取ったとか何とか…
ワースさんは「どうだったけなぁ…」と頭を抱えて居たが…「あ、っと…それ、もしかして昨日かも……」と言うと手帳型のカレンダーを取り出し「うわっ、マジか…」と少しショックを受けていた
ユキ）と、とりあえず！明日ワースさんが行くのを伝えたらいいんですね！
ワース）あぁ、悪い…何時もなら直接会いに行くんだがな……ってお前…
ユキ）は、はい！
ワースさんに突然顎を掴まれキョトンとしてると「口を開けろ」と言われ大人しく口を開けるとワースさんは私の口の中を見始めた
ユキ）？…？？
戸惑っているとワースさんは「お前…なんかほかの血混じってるな？」と言われその後に「人間と人間じゃねぇ、人間と動物の血だ」と素っ頓狂な発言をした
ユキ）あ、え…わ、私…捨てられてたから……わかんなくて…
ワース）いや、お前は確実に動物の血が入ってる
ワースさんは私の口の中に少し指を入れ歯を撫でてくる
ユキ）んぅっ///わ、わーひゅ…しゃｯ///
ワース）(動物みたいに鋭い歯…人間なら八重歯の所か…)
暫くワースさんを好き勝手させていると「ユキに何している」と冷たい声が聞こえワースさんは私の口から指を抜いて「居なかったようだからよ、コイツに伝言頼んでたんだよ兄貴」と後ろを向いた
オーター）ユキ、こっちに来なさい
ユキ）ふぇ、あ…は、はい
オズオズとしながらもオーター様の後ろに隠れひょこっと顔を出すと優しく頭を撫でられた
オーター）弟に何かされました？
ユキ）い、いえ…ただお口の中に指を入れられただけです
オーター）……は？
ワース）色々語弊があるな…兄貴、そいつ獣人だ
ユキ）じゅう…じん？オーター様、じゅうじんとは何ですか？
オーター）獣人は獣と人の混合種だ、言ってしまえば人間と獣の亜種
ユキ）あしゅ…？
オーター）あぁ、「珍しく」「貴重」って事だ
オーター様は私を抱き抱え「それを知ってお前を買った、ユキ」と言って優しく頭を撫でてくれた
ユキ）ｴﾍﾍ
ワース）兄貴、それ…ほかの奴らは知ってんのか？
オーター）話すわけないだろ、今のこいつは体の大きさとは全く別物の精神年齢をしている、そうだな…成長具合を見てだいたい今は16、7って所か
ワース）だから子供っぽいのか…
ユキ）？？わ、私やっちゃいけないこと…しちゃいましたか……？
オーター）いいえ、全くいい子ですよ
ユキ）.*･ﾟ(*º∀º*).ﾟ･*.
ワース）兄貴、獣人を匿うのは法律違反とは言わねぇが…色々大変だぞ、1人でやるのは
オーター）分かっていてコイツを買い取ったんだ
ワース）(分かっていて…か)まぁ、好きにしたらいいけどよ…
オーター）えぇ、それより要件とは？
ワース）いや、明日来る、そいつ眠そうだし
オーター）眠くなるとこうやって甘えるのはいつもの事ですよ
ユキ）ﾝｩｰ…オーターしゃま……ねむたい…
オーター）今すぐ部屋に行きましょうね
ワース）…(明日から大型連休だし入り浸るか)
オーター様のお部屋に住人が期間限定で入り浸ることが決定致しました！
ワース）シバくぞ主
す、すんません……
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ