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主「あ、でもねぇ、もーひとりいるんだよ」

皆「え?」

○○の言葉に全員が驚く。

主「かみのけがね、ながいおんなのこといっしょにいるよ!」

ジェシカ「ははっ、お~い。」

またもやジェシカは知ったような口ぶり。知り合いなのか、

フルーレ「ど、どんな人、ですか?」

主「あのね〜、しろいかみのけのおとこのこだよ。おかおにけがしてる…だいじょーぶかな?」

顔に怪我をしている、髪の毛が白い少年。

もう、わかったかな?

ラト「アレク…?」

主「あのね…ほんとうにいるんだよ…」

ベリアン「大丈夫、分かっていますよ。」

ベリアンは○○の頭を優しく撫でる。

フェネス「姉さんッ…?」

主「ここは、すごーいたくさんいるねぇ、かいだんのところにはね、しろいかみのおとこのひとがいるの!」

ラムリ「白い髪の、男の人?」

主「うん!おにーさーん!おにーさんもこっちきてー!!」

主は誰かを呼ぶ。

ベレン「一体…誰だ…?」

執事たち全員が困惑に飲み込まれる。誰かわかるのは○○とジェシカだけなのだから。

主「ねーねー、ふたりもこっちきてー!」

先程言っていた少年少女を呼んでいる。一体誰なのだろうか

ピタッと、○○が2人の手に触れる。

○○が触れたところだけが、少し見える。

本当に、小さな少年少女の手だった。

ハウレス「あの服…トリシアッ…」

ラト「アレク…!」

手を見るだけで、分かるのだろうか。2人の執事が、涙を流す。

主「はうれすとらとのおともだち?えぇ?おとーといもーとなの?」

ほぼ確定だろう。弟妹という単語が出た。きっと、トリシアとアレクだ。

???「ふふっ、まって!」

???「わぁ、久しぶりだなぁ…!」

幼い子どもの声が聞こえる。無邪気に楽しんでいるようだ、

主「おいでおいで!」

○○が触っている部分は変わっていないが、どんどん姿が鮮明になっていく。あぁ、そんなに泣かないで。

ハウレス「トリシアッ…トリシア…」

ラト「アレク…?ほん、とうに…?」

主「…」

○○はなにかを理解している。不快な気持ちの涙では無いことが、分かったのだろう。

主「そこのおにーさんも!はーやーくー!!」

○○はぱたぱたと飛び跳ねてなぞの白髪の男を呼ぶ。誰なのだろうか。

ベリアン「…まさか」

ベレン「ベリアン?なにか、分かったのかい?」

ベリアン「はい、主様、その男性はどんな格好をしていますか?」

主「んー?えっとねぇしろいろとむらさきいろのぽんちょみたいなおようふくきてる!かみのけはね、こっちがわにたれーってしてるよ!」

ベリアン「…お父様?!」

ベレン「え?!ゴエティア?!」

いっきに4人。この屋敷に、霊がやってきた。

主「…!」

主が触れていないのに、足元が見える。

白色の靴が。



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