やぁやぁ
続きだよ
いってらっしゃあい
「大日本帝国様、!おかえりなさいませ。」ニコッ
「ご無事でなによりです、、」
「もう夜遅いですし、お早めに休んでくださいな!」ニコッ
ドサッ
門をくぐった途端に四方から飛ばされる言葉の数々に、最低限の返事をした。
ベッドに倒れる様に落ち、瞼を閉じるとナチスに言われたことが過ぎる。
こんなこと言ったら、きっとあの人は怒るだろうけど。
私は死んだ方がいい存在。
むしろ、死んでみんなに、この魔法世界に迷惑かけて罵倒された方がいい。
日帝「そっちの方が楽だよ、なにも心配しなくていい。」ボソッ
そんなことを思いながら寝付けず1晩過ごした。
時刻は4時ぐらいだろうか?
差し込む光が部屋にもれこんでいる。
「大日本帝国様。魔水晶に反応が。」
日帝「今行く。」
魔水晶は、魔力保持者の魔力に反応する水晶形の魔具。
機能としては、遠くにいる相手と話すことが出来る。でも特定の魔力にしか反応しないし物をテレポートしたりはできない。
シュゥゥッ
日帝「……」
??「おぉ、かなり待ったぞ。日帝。」
日帝「こんな朝っぱらから連絡してくる方が悪いと思う。ソ連。」
ソ連「はは、そうかよ。笑」
今度からは気おつけるさ。
日帝「。……で、どうしたの?」
ソ連「昨日深夜に、ナチスが俺に連絡寄越したんだよ。」
ナチスがーー……
日帝「切ってもいい?」
ソ連「!、やめてやれ、笑」
詳しい話は聞いてないが、なんかあったのか?
なにかあれば俺が伝えとくが……
日帝「……別になにもないよ。」
ソ連「……そうか。」
まぁ、無理に聞こうとはしねぇけどよ。
東と西が仲悪くなったら、”四方会議”で
北と南が仲介しねぇといけないだろ?
俺はアメカスのテンションが気に入らねぇから大変そうなんだわな〜。
日帝「いいじゃん、苦手な人と関わるいい機会だよ。」
それに、私はアメリカが苦手じゃないから分かんない。
ソ連「意外だな。物静かな日帝がアイツのテンションについていけてるとは。」
日帝「ついていけてる訳じゃない。
勘だよ勘。」
ソ連「……ふッ、笑 」
日帝「……?」
ソ連「あ、そーだ、本題だが。」
日帝「…うん。」
ソ連「ナチス曰く、日帝が伝えたい事がありそうだったってよ。」
日帝「……あぁ、忘れてた。」
明日の四方会議で話すよ。
アメリカもいた方がいいでしょ。
ソ連「りょ、早朝からすまんな。」
日帝「大丈夫。」
ソ連「じゃあな〜。また明日の会議で。」
日帝「うん、ばいばい。」
バサッ
マントを羽織り
久しぶりにアスパルティに1つしかない孤児院に向かう。
自分が孤児院育ちなのもあって、少し既視感があるからだ。
まぁ、孤児院自体に良い記憶はないが。
「大日本帝国様!お久しぶりです、」
ペコッ
日帝「うん、お久しぶり。」
子供達は元気?
「はい、見ての通り……」
「大日本様!!」
「こんにちはぁ!」ニパッ
ギャーギャー
日帝「……ニコッ」
そっか。
「大日本様…!撫でてッ!」
「ちょ、こら……」
「いいよ、先生。」ニコッ
ナデナデ
「すいません、この子まだ大日本帝国様がどんな方なのか知らなくって……」
日帝「……可愛いからいいよ。」
「次は僕に撫でて〜!!」
ギャーギャー
そうして、1日が終わり
四方会議当日。
場所はここ、アスパルティ(東)
もうすぐそれぞれの馬車が到着するはず……
アメリカ「Hey!日帝chan!」
ソ連「会うのはアイレム(南)以来だな。」
ナチス「……お招き感謝する、日帝。」
日帝「ようこそ、アスパルティ(東)へ。」
アメリカ「にしても、めっちゃ綺麗だよな!ここ!」
ソ連「あぁ、そうだな。」
ナチス「……」
日帝「さぁ、こっちだよ、3人とも。」
アメリカ「んで、何を話すんだっけか?」
ソ連「日帝が、報告することがあるらしい、そうだろ?」
日帝「うん。一つだけ」
ナチス「…というと。?」
日帝「化け物が進化してる。」
一同「……ッ?!」
はい、おかえりん
日帝さん可愛い。
コメント
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大日本帝国様万歳!最高!