17話であげた、「今も変わらず」と左手視点です。こちら単体でも読めますが、もし興味があったら右手視点も読んでくださると嬉しいです!!
⚠️注意⚠️
幼少期の星喰兄弟がでてきます
全て主の妄想です
こうだったらいいな〜…を詰め込んでる
キャラ崩壊、解釈違いあるかもです
モブ攻め要素あり
左手視点
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両親との死別後。俺ら双子は橋の下で野宿をしていた。いつも通り夜に散歩へ出かけようとし、橋の下から外へ出る。そこに広がっていたのは…
左手「!!、星…」
夜の暗い空を埋め尽くす満天の星。
その煌びやかな夜空に、目を、心を奪われた。心から綺麗と思うことが出来たのはいつぶりだろう。
そうだ、これ兄貴にも見せてやろ、!!どんな顔すっかな〜
そう思い、兄貴の元へと走る。早く見せたくてたまらない。
左手「あ〜にきッ!!ちょっとこいよ!!」
そうして、橋の下で座り込んでいた兄貴の腕を引っ張る。兄貴の反応が楽しみで早足になっているからか、自分よりも歩くスピードの遅い兄貴は小走りになっている。
右手「どぅしたの、?」
左手「ん〜、…それは着いてからのお楽しみな」
目的地はすぐそこだ。あそこなら、開けているしよく星空が見えるだろう。
右手「ッ!!わぁ、…!!」
左手「きれぇだろ?」
右手「うん、! 」
綺麗だろ?そう自分が問い掛けると目を輝かせて応答する。そんな兄貴が自分よりも幼く見えて、同時に愛おしかった。顔が火照る感覚があり、誤魔化すために空を見上げ言葉を紡ぐ。
左手「兄貴はずっと橋の下にいたから気づかなかったけど、たまには散歩するのもいいぜ?」
右手「…たまにはいいかもね、」
そう呟く声も何もかも愛おしい。あぁ、世界はこれを恋だと言うのだろうか。
きっと叶うことはないんだろうけどな、…
この日々がずっと続くと思っていた。でも違った。ある日突然自分たちの元に市役所の人間が訪れてこういった。
「1週間後に別々の施設へ行ってもらう」
って、本当ふざけんなって話だよな。
両親が死んだ時、何もしてくれなかったくせに、…
いざ、別々の施設へ行く時俺は笑顔で兄貴に手を振った。
本当は泣きたかった。本当は離れるなんて嫌だった。でも、施設に入ったら何一つ不自由しない、兄貴が幸せになれる。そう考えたら嬉しかった。そこで俺たちは約束したんだ。
「地獄に堕ちるなら2人揃って、天国に登るなら別々に」
ってな、勘違いだとしても片割れが幸せと思い込めるから。
俺が入った施設は暴力が飛び交っていて、死にたくなるぐらい辛かったけど兄貴は幸せだと思うと頑張れた。
そんなゴミみてぇな施設で2年間過ごしたあと、施設から脱走した。
久しぶりに思いっきり走れて、夜空を見れて……でも、兄貴と見た方が綺麗だったなぁ…
兄貴のことを思い出し、少し顔が歪む。今は何してんのかな、そんなことを思った瞬間背後にある森から草を踏み倒すような音がした。振り返った瞬間、誰かとぶつかる。誰だよこいつ、こんなじか、んに…?
左手「あに、き?」
右手「ゆんで…? 」
え、なんで目の前に兄貴がいんだ?別々の施設に預けられて…兄貴も逃げ出してきたってこと?
突然のことすぎて理解が追いつかなく暫く固まっていると兄貴に思いっきり抱きしめられた。
人の体温ってこんなに暖かかったけ?
先程まで走っていたからか、冷えきっていた身体を芯から溶かしていくような暖かさに目からじわじわと涙が出る。
右手「左手ッ、!!」
兄貴大号泣じゃん、まぁ俺が言えたことじゃねぇけど。
左手「ふはッ、兄貴なくなよ、なぁ、…」
自分が泣いているのがバレるのはなんだか少し恥ずかしくてそんなことを口走る、が涙のせいで声が震える。
あ〜ぁこれもうバレちゃったなぁ…
この世界はあまりにも残酷すぎた。自分たちのような子供が、子供のままでいられるような場所はなかった。親も親代わりの人もいない中で施設の奴らから見つからないように暮らすには手を汚すしかない。人を騙したり、情報を盗んでうったり……
でも、兄貴は身体をはる仕事が多かった、運動は俺よりかは苦手だけど体力があったからだろう。殺しだったり……体も売っていた。毎日ボロボロになっていく兄貴を見ているのは辛くて、いつも兄貴に仕事を与えているヤツに
「兄貴の仕事を半分請け負うから、仕事を減らしてやってくれ」
そう頼んだ。勿論秘密でな。
兄貴の仕事を実際にやってみてショックが大きかった。人の肉を裂く感覚も、ナカに突っ込まれてぐちゃぐちゃにされるのも。
そんなある日、いつものように知らない奴と体を重ねたあとに家に帰る。
あれ、兄貴珍しいな俺より先に帰ってるなんて…
左手「ただいま〜、兄貴が俺より先に帰ってるなんてめずらしッ?!」
珍しいじゃん。そう言おうとした瞬間床に押し倒される。
左手「え、?兄貴?」
兄貴の顔をみると、怒っているような悲しいようなそんな表情をしていた。
その後、兄貴に脱がされて…そのまま犯された。その時の兄貴は、その日相手したやつよりも乱暴で正直いって怖かった。でも、好きな人に抱かれてるって思ったらちょっと嬉しくて、幸せな気持ちのまま意識を落とした。
朝、目を覚ますと兄貴はもう仕事に出ていて1人きりだった。まぁ、朝の9時ぐらいだったし仕方ないなんて思っていたけど、そうは思えなかった。今まで12時には必ず帰ってきていたのに、帰ってこなくなったし、朝は俺より後に出ていて顔を合わせなくなった。
そんな日々が数週間続いた。
このままでは何も解決しない。そう思い、その日は兄貴が帰ってくるまで待っていることにした。
すると、深夜2時頃。玄関から鍵を開ける音がしたため玄関へ行くと、兄貴が目を見開いてこちらを見つめてくる。
左手「…おかえり」
右手「た、だいま…」
なんで起きてるんだ、って言いたそうな顔だな。まぁいい、……
左手「…飯、食う?」
右手「え?」
左手「だから、飯食うかって聞いてんの、どうせまともに食ってねぇんだろ?」
右手「え、まぁ…そうですけど……」
左手「先風呂入ってこいよ。飯作って待ってるから。」
そう言い残してキッチンへ足を進める。
…
兄貴が風呂から出てきた後、飯を食ってる兄貴の前に座ってただひたすら兄貴のことを眺めていた。兄貴は気まづそうに視線を泳がせていて少し面白い…が、……
左手「なぁ、兄貴。」
右手「…なんでしょう」
左手「…分かってるくせに、ほんっといい性格してるよな。」
右手「、…この前のこと、ですよね」
左手「……そう、最近兄貴ずっと顔見てなかったしな、」
右手「…」
左手「あれ、俺まじで気にしてねぇから。まぁ、あの後めっちゃ腰痛かったのは許さねぇけど。」
右手「…え?」
ま、予想通りの反応だな、
これ言ったら兄貴は固まってしまうだろうか…
左手「つーか、嫌でもなかったし…」
自分で言ってて恥ずかしくなってきた…
右手「それは、期待してしまってもいいのでしょうか、…?」
左手「2回も言わせんなばーか、」
そう言い、赤い顔を隠すために俯く。
すると、正面から力強く抱きしめられる。
左手「うぉッ?!急になんだよ、…」
右手「いえ、自分の初恋の人と同じ気持ちだったことが嬉しくて、…」
左手「…初恋って、まじ?」
右手「はい、」
左手「…双子ってすげぇな、」
右手「え?もしかして……」
左手「そのまさか、だ」
俺がそう言うと兄貴はさらに抱きしめる力を強くする。
まったく兄貴は本当にハグが好きだよな、いつかの再開した日もこんなことをした気がする。
そして、現在。
左手「…おい、」
右手「……」
左手「おい、!…千トが居なくなった途端抱きつくのやめてくんね?、どうしたんだよ…」
右手「少し、昔の事を思い出しまして…もう少しこのままで、」
左手「あぁ…ったく今日だけだぞ〜?」
右手「…はい」
兄貴のハグ好きは今も変わらず。
そして俺の兄貴への気持ちも…変わらず。
右手「それはどうでしょう、?」
いつもの余裕綽々な声も
右手「こら左手!」
俺を叱る声も
右手「左手…♡」
行為中に自分の名前を呼ぶ甘い声もも 全部愛おしい。
俺の唯一の肉親で、世界一大切な人。
終わりです!!
オチがまったく一緒!!😭😭😭今回めっちゃ低クオですね…申し訳ない…😭
明日(間に合えば)千右あげる予定なのでどうかお許しください🙏
コメント
13件
左手くん目線 有り難う御座います 🥹‼️ カワノハシ さん4日連続投稿嬉しすぎます 😭😭 お疲れ様です ‼️ 千右 も楽しみにしてます! カワノハシ さんの 作品脳内で音声が生成されるんですが 幻聴ですかね 🥵 🥵 今 右手くん目線 と 左手くん目線 両方3回見直しました ‼️ 見るのこんなに 楽しいものなんだな ~🤤🤤💖
わぁ、、、...........†┏┛墓┗┓†