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さくらぶ
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「たっだいま~!!」
「家じゃないでしょw」
初任務後、またカフェに戻ってきた8人。
各々が自分の席に座り話し始める。
「俺ら、こうやってチームになったわけじゃん?なんかチーム名みたいなの決めたくない?」
ふと思いついたように佐久間が提案する。
「いいじゃんいいじゃん!」
阿部もその提案に乗る。
「なんかかっこいいのがええな~」
「オシャレな感じも欲しいよね!」
「そうだね」
「う~ん…」
チーム名で悩んでいると、
ふと、目黒が
「”Snow Man”…」
と呟いた。
「え?」
7人の視線が目黒に集まる。
「いや…ほら、雪降ってるからさ…」
目黒の言う通り外を見てみると、
「綺麗だな…」
たしかに雪が降っていた。
「いいんじゃない?」
岩本が雪を見ながら呟く。
「Snow Man、かっこいいじゃん」
岩本が少し嬉しそうに微笑む。
「そうだね!」
「なんかしっくりくるしな!」
メンバーも賛成。
「じゃあ、俺らは今日から”Snow Man”だ」
締めくくるように深澤が言う。
これからはSnow Manとして、任務を行うのだ。
「さて、チーム名も決まったことだし、改めて自己紹介しようよ。軽くじゃなくて細かいところまでさ。」
深澤が切り出すと、岩本も
「これから一緒にやってくんだったらお互いを知っといた方がいいしね。」
「そういうこと!」
深澤が嬉しそうに指を鳴らす。
「はーい!じゃあまずは俺から!最初といえば俺しかいないでしょ!」
佐久間が最初と同じように真っ先に手を挙げる。
「佐久間大介!任務で一緒になったことのある人からはカメレオンって呼ばれてる!能力は変身。体の一部を変形させて入れないところとかにも侵入できる。一度見たことのある人なら自由に姿が変えれるぜ。親密なやつほど再現率は高くなるんだ。画像だけでも特徴を掴めるんだ!だからさ、敵の基地に侵入するのは得意だ!」
「じゃあ、次は俺かな?阿部亮平。まぁ、ハッカーみたいなもんかな?能力はAIなんだ。人間の脳を超える処理速度で世界を見ることができる。他者の動き、癖、能力傾向を即座に解析するよ。ハッキング能力や予測モードもある。複数の仲間に同時に情報を送ることも可能。これは多分、今後使える能力だよね。サポート寄りだけど、ちゃんと戦えるからね。あと、俺と佐久間は任務でも任務じゃなくてもよく会う仲なんだよね。」
「そのとおーーり!!」
阿部と佐久間は元々の知り合いだったようだ。先程の戦いでのふたりの息があっていたのは、これが理由である。
「次俺な!どうも!みんなの万能調味料こと塩麹よりも向井康二でーす!能力はクラフトやで!指を鳴らすだけで、周囲の物体を砕いたり、自由自在に操れるんよ。破壊したのはすぐに元の形に戻るから、奇襲やトラップに役立つで。それに、攻撃だけじゃない!崩れた建物とか修復できるから、うっかり壊しちゃったら言ってな。直したるから!あとな!めめは俺の長年の相棒なんよ!なあ、めめー♡♡」
「うわっ、こーじ!急に抱きつくなよ…はぁー…目黒蓮。能力は植物系。割と感覚的なとこあるし、迷惑はかけるかも。でも結構なんでもできるし、なんかあったら助けるから呼んで。攻撃も守備も任せて欲しい。あとは、こーじ。俺の相棒っていうのは間違ってないかな。でも任務以外では一回も会ったことないけど」
「めめ~!そんなこと言わんで!」
この二人もどうやら知り合いだったようだ。くっつく向井に対して、目黒は少し嫌そうな対応をしているが、満更でも無さそうな表情を浮かべている。
「しょっぴーはどうなん?」
向井が渡辺に振る。
「俺?俺の能力はバラ。俺の周りにあるバラをガーネットに変化させる。バラの花びらで、敵の視界を遮ることもできる。自己防衛が強いから近距離戦は苦手だな。あんま戦いには向いてない能力だよ。それにバラがその場にないと自分で作んないといけないから負担もでけーし…
お前は、どうなんだよ」
渡辺が宮舘に話を振る。
「俺は、さっき見ての通りかな。能力は氷。主に前線から中距離支援型として活躍できるんじゃないかな。触れずに広範囲を凍結させることができる。攻撃、防御、捕縛などが可能だよ。」
宮舘の説明も終わり、
「あとは俺らかな?」
残すは岩本と深澤となる。
「岩本照。能力は爆炎。手から生み出す超高温の炎を自在に操る能力だ。範囲爆破も一点集中焼却も可能。火炎の圧力で短距離の爆速移動もいける。でも、かなり危険だから本当にやばい時しか能力は使わないって決めてる。この中でいちばん体力あると思うよ。じゃ、ふっか。」
「はーい。深澤辰哉。能力は式神。今のご時世、めーっちゃレアよ?メインの式神が大烏で、防御・攻撃・索敵に活躍してるよ。色んな式神を召喚できるんだけど、基本は大烏だけで足りちゃうんだよねー。あの子、すんごい強いから。式神を通じてのやり取りや遠隔監視もできる。個人的には、任務は好きなんだよね。…こんなもんかな?」
と深澤が締めようとすると、
「待て待て!二人の関係性聞いてないぞ!」
佐久間が止める。
「そうだよ!あんなすごい連携しといて関係ないとかありえないから!」
阿部も止めに入る。
「え〜?俺と照の関係性?なんて言うんだろう…?夫婦じゃない?」
「夫婦…!?」
いわふかを除き固まる。
「…まあ、間違ってはないんじゃない?」
岩本もそれを否定しない。
六人は二人の夫婦発言にしばらく固まっていたのだ。
「で、お互いの能力がわかったわけだしさ、役割とか決めてみる?」
あの硬直のあといち早く戻った阿部が話を進める。
「そうだね」
メンバーも硬直から復活しつつ、次は役割について話し合うことにする。
「ねね!てかさ、ボスは決まってなくね?」
佐久間が思いついたように発言する。
「たしかに…やっぱボスがいると変わってくるよね。」
阿部も佐久間の意見に納得する。
「誰がボスにふさわしいか決めるってことやな?おもろそーやん」
向井も乗り、
「俺もちょっと頑張ろうかな。面白そうだし」
珍しく目黒も乗る。
「何?戦う系なの?負けねーかんな」
渡辺も負ける気はないようだ。
「ボス…いいな。楽しそう」
宮舘も楽しそうだと笑う。
(ありゃりゃ)
(めんどくさい事になりそうだな)
一方いわふかは乗り気では無いようで
(どうする?止める?)
(しばらく様子見てみてもいいけどね)
視線で会話をする。
が…
何やら騒がしいことになりそうな、ちょっとみんな暴れすぎちゃいそうな予感がした二人。
「はいはい、みんなストップ!」
「リーダーはもう決まってるから!」
止めに入るいわふか。
岩本の「はいはい!」から動きを止めたメンバー。
この様子を見て深澤は満足そうに
「リーダーは照で良くない?みんな照なら安心して指揮とか任せられるでしょ?」
と、岩本がボスで良いと発言した。
「照がボスか…」
佐久間が呟く。
「たしかに、あん時も照の指示で冷静になれたかもな…」
渡辺も思い出すように呟く。
「いいんちゃう?てるにぃなら安心やん!」
向井が納得したように言う。
誰からも文句が上がらなかったので、Snow Manのボスは岩本となったのだ。
~数十分後~
「よし、役割はこんな感じだね。」
『Snow Man 立ち位置
ボス:照
司令塔:阿部、ふっか
前線:めめ、こうじ、佐久間
中・遠距離型:照、舘さん
サポート:しょうた、阿部、ふっか
今まで任務で一緒になったことある
阿部、佐久間:任務外でも仲良し!
めめ、こうじ:相棒
照、ふっか:夫婦』
カフェのホワイトボードを使い、阿部がまとめた役割分担を改めて見る。
「さっすがあべちゃーん!ちょーわかりやすい!」
「なんか訂正するとことかあったりする?」
早速、佐久間が阿部を褒める、がそれを軽くスルーする阿部。
「はーい!」
「はい、こーじ」
向井が手を挙げる。
「俺とめめんとこ、相棒じゃなくて相棒♡にしてくれへん?」
「あべちゃん、そのまんまでいいよ。」
呆れたような瞳で向井の発言を訂正する目黒。
「こんなもんじゃない?」
そんなふたりをさらにスルーする渡辺。
「特に関わりが深いやつもいねーしさ」
一瞬、ほんの一瞬、宮舘の方を見るがすぐにホワイトボードに目線を移し、少し冷たく言い放つ。
「…そうだね」
宮舘も少し渡辺の方を見るが、目線を下げ、少しだけ悲しそうに言う。
「…?そう?じゃあ、これで決定でいいね?」
誰もそんなふたりに気づかない中、阿部は二人の違和感が少し疑問に思うのだ。