テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
うちの作品の番外編たちです
短いよ
if感が強いかも…????
どぞ〜〜
ヨシ×サン(さがしもの、より)
注意
えち(r15ぐらい)、女性優位、SM強め
また、彼は傷をつけて夜遅くに帰ってくる。目は合わせない、話しもしない。あくまで、これは嫌いなのではなく…彼なりの
“仕置き”を回避する為の手段なのだ。
もっとも、成功した事はないが。
「…おかえり、お風呂上がったら手当してあげるわね」
「いらない」
「してあげるわね」
「……」
食い下がらないのが大事。サンにはきちんと、私に従わなくちゃいけないってことを教えなければいけない。
風呂から上がったらしく、タオルはかけたまま。髪の毛の先に水が滴っている。
パジャマのボタンは2、3個しか止まっておらず、胸元が大きく開いている。
「……ボタンはちゃんと閉める、髪はちゃんと拭く。ね?」
「…」
動く気配は無い。珍しく甘えたの時期だ。
まあ、犬の世話をするのも飼い主の役目よね。 ソファーから立ち上がって、ボタンを閉める。そして、肩からタオルを取って髪の毛を拭く。所々、傷んでいる。
私よりも高い位置にある髪を拭くのは大変。密着したついでに、耳元に口を寄せて囁く。
「………今日は珍しく、甘えん坊なのね? 」
そういった時、彼の身体が後退りして頬が紅潮する。耳が弱いのは、当たり前に知っている弱点だ。
そうね、決めたわ、今日は甘やかしながら虐めてあげる。
くつくつとスープが沸騰したのを確認して、火を止めて器によそう。
サンが先に黙々とパンをちぎって食べている横にスープとスプーンを並べる。
ついでに私もインスタントコーヒーを淹れる。 あえて、横に座る。
「……やっぱりインスタントコーヒーはすこしチープな味がするわね。」
「…そうか」
「少し飲む?」
「要らない」
「…そうね、貴方は子供舌だものね」
「うるせぇ」
「ふふ……」
その後も、途切れつつも会話はポツポツと続いていく。
「…ああ、そうだわ、あなたの手当をするのを忘れていたわね」
「…要らねぇって、言ってんだろ…別にいい」
「犬の世話は飼い主の役目よ?」
「誰が犬だ」
立ち上がって救急箱を取 りに行く。
無理やり手を取って消毒して、絆創膏や包帯を使って手当する。
「…ちゃんと明日も家に帰ってくること、怪我をせずにね。」
「………そういって、俺が言うこと聞いた事があったか? 」
「いいえ……でも、辛うじて、夜の時は素直だからいいわ」
「…ッうるせぇ!!!!」
ほんと、下がかった話が苦手よね。
風邪の時のように顔を赤くして俯いている。ただ、私に握られた手の指先はこちらに向いている。じわりと、手が湿っていく。手を引き寄せて手の甲にリップ音を鳴らして口付ける。
「…可愛いわね」
犬なら管理下に置いた方がいい、でもそう出来ないのは何故?
「…っ、やめろ、ばか…………」
顔は更に紅潮し、見ているこちらが気恥ずかしくなるほどだ。
その様子を見て、思わず笑いが零れる
「くす………どうしたの?1週間前の晩の事でも思い出した?」
手首を握る。
「ここを拘束するのは楽しかった?」
わざと指でなぞりながら、首元まで手を持っていく。
「そういえば、まだ首輪は付けてなかったわね」
優しく、両手で首を包む。
ゴクリと、彼の喉仏が上下する。
指から伝わる脈が早い。
椅子から立ち上がり、顔を近付ける。
「あと…今日も約束を破ったから、仕置きをしなきゃいけないわ」
色の濃い濃厚な琥珀色が私を映して、光を反射して、艶々としている。
まさしく、宝石。
時間が経つ事に、その琥珀は蜂蜜のように溶けていく。
その全てを絡み取るような様子を、刺激的で甘美な味を、溶けゆく瞳を、独り占め出来るのは私だけ。 他の誰でもない。
そうでしょう?
首に腕を回して口付ける。
舌を絡ませれば 作ったスープの、味がする。
段々昂り、ついには2人の唾液が垂れ出す程になった。
そろそろ彼の息の限界を考慮して、リップ音を鳴らして唇を離す。
目は開いている、が、どこも見ていない様な虚ろな目。
舌なめずりをして見下ろす。
さて、どこから喰ってしまおうか。
コメント
20件
エッじゃないですか!!!! あっっっっ(絶命)
えちだ!!!!!!!!! とてもメロいと思います