今回は芥中と、太中!では!スタート!
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芥「ごほっゲホッ」
何時ものようにポートマフィアの訓練場には、芥川と太宰、数人の部下が居た。そこで行われていることは拷問に近い訓練だった。芥川は、最近ポートマフィアに入り、まだ未熟だった為ポートマフィアの幹部、太宰治直々の訓練をしていた。しかし太宰は、芥川に対し決して優しいとは言え無かった。
太「このくらいで弱るなんて未だ未だね」
芥「す、すみませぬ…ゴホッ」
太「……ほら、早く立って」
この訓練は芥川が気絶するまで続けられる。そんな事を毎日のように続けて居れば芥川の体、精神はもう、ボロボロなって行く。
太「……本当使えないね」
芥「っ…」
太「今日は、もう良い」
芥「……ありがとうございました…」
太「……」
芥川は、太宰と数人の部下の後ろ姿を見送った後、妹の銀そして……
中「芥川、大丈夫か?」
中原中也を待っていた
芥「中也さん、御心配のお言葉ありがとうございます……ゴホッ」
中「無理して喋らなくて良い」
芥「…………あの、銀は?」
中「……相変わらず妹思いだな」
中也は、そう言って笑顔を見せた
芥「……いえ……」
中「銀も訓練で疲れていてな、無理して此処まで付いて来させるのも気が引けるから、俺の家で休ませてるんだ」
芥「妹の事迄……ありがとうございます」
中原中也は、太宰治と違い芥川と、妹の銀の世話をしていた。中也も、太宰がやっている訓練には反対だが幹部とゆう事もあり、言えていないそうだ。その代わり太宰直々の訓練が終わった後は芥川の傷の治療などをし芥川を支えていた。
中「芥川も俺の家に来い」
芥「良いのですか?」
中「良いに決まってんだろ」
中也は、そう言って満面の笑みを浮かばせた。何時からか分からないが芥川は、その笑顔が好きだった。無邪気なその笑顔は、芥川にとってひとつの癒しだった。
芥「……」
中「大丈夫か?」
芥「!」
芥「な、なんでもありませぬ……」
中「そうか?」
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芥「毎度の如くありがとうございます」
芥川は、中也の家に居た。
中「相変わらず硬ぇなぁ」
芥「中也さんには、何時もお世話になっておりますので」
中「当たり前のことをしてるだけだ」
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中「おし、出来たぞ」
そう言って中也は、机に自分が作った料理を並べた。どれも高級感のある料理ばかりだ。
銀「……この料理どうやって作りましたか?」
中「ん?嗚呼これはな_」
妹の銀もこのように中也に料理の作り方などを教えてもらっていりる。銀曰く中也が、居ない時、もしくは中也が体調不良などの時自分1人で料理を出来るようにだそうだ。
中「銀も、芥川も覚えがいいから教える事が無くなりそうだぜ」
芥川と銀は中也のその何気無い言葉がとても嬉しかった。
中「とこれで芥川」
芥「?」
中「風呂、どうすんだ?」
芥「……………………」
中「おい」
芥川は、風呂が大嫌いだった。芥川自身の異能が自分が身につけている衣類を操る異能だが、風呂に入る事で異能が使えなくなる。だから、芥川は、風呂が嫌いだった。
中「たくっ……一緒に入ってやるよ」
芥「僕は、入らなくてもよいのでs」
中「ダメだ」
芥「( ー̀ н ー́ )」
中、銀「ぷっ、あははっ」
一見見ればただの家族にも見える程だ。
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中「今日も泊まってけよ」
芥「お言葉に甘えて」
銀「ありがとうございます」
中「んじゃ、おやすみ」
芥、銀「おやすみなさい」
銀「……中也さんには、感謝しきれないよ」
芥「そうだな」
銀「……兄さん」
芥「なんだ?」
銀「中也さんの事、すきだよね?」
芥「なっ!//」
そう、芥川は、自分の世話をしてくれている中也に恋をしていた。きっと中也が偶に見せる笑顔が好きになったのも、恋をしてからだろう。
銀「やっぱり」
芥「……」
銀「だって兄さん、中也さんの前では、表情がよく変わるもの」
妹の観察力は、凄まじい
芥「よく分かったな」
銀「でも、叶うかな?その恋……」
芥「……」
実は中也を好きなものは沢山居る。しかし、誰もその思いを言わないのは、理由がある
芥「叶うわけがない」
銀「でも……」
芥「あの、太宰さんも好きなのだから…」
中也が好きなものが思いを伝えない理由はポートマフィア幹部太宰治も中也の事が好きだからだ。幹部とゆう事もあるがそれ以前に中也に恋愛感情を伝えたものはそれから、姿を消している。そんな中、中也に想いを伝えるものは居ないに決まっている。
銀「……」
芥「僕は、中也さんに幸せになって貰いたいだけだ」
そうは言っても中也が好きな事は変わらない。
芥「……僕の心配はしなくていい」
銀「…………分かった」
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バンバンッ
今日もポートマフィアの訓練場には、銃声が響いていた。
芥「フーフーッ」
太「……出来るようになったじゃないか」
芥「ゴホッ」
太「…君、最近中也と宜しくやっているじゃないか」
芥「!?」
太「あまり近ずくと、痛い目あうよ?」
芥「………………」
太「じゃぁ、僕は用事があるから」
芥「ありがとうございました……」
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太「ちゅーやー」
中「んだよ」
中也は、太宰の執務室に居た
太「今日疲れたから僕の仕事全部やって置いてぇ」
このように太宰は、自分の仕事を中也に押し付ける事が数多くある。
中「なんでだよ」
中也は、勿論拒否するが太宰の押しには、毎回負けている。
太「…………ねぇ中也」
中「あ?」
太「僕ね、中也が好きだよ」
中「……は?」
太「だから、付き合って」
唐突の告白に動揺を隠せない中也。それは、勿論だ。それは、顔を見たらお互い罵りあい、喧嘩する仲なのに、そんな奴が自分に好意があったなんて言われたら動揺しないものはそうそう居ないだろう。
太「で、返事は?」
中「…………俺は……」
中「俺は手前の事は相棒だと思ってる」
太「………」
中「俺達の仲は相棒、それ以上はいかねぇ」
太「……」
中「…………」
太「大体は予想出来ていたよ」
中「だろうな」
太「じゃぁ僕は中也を堕とさないといけないね♡」
中「は?……」
太「今は、付き合え無くても、僕は絶対に中也と付き合うから」
中「お、俺が手前に堕ちるわけねぇだろ!!」
太「さぁ?どうかなぁ」
中「っ……」
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