佐久間の肌が好きだ。しっかり筋肉質なのに、すべすべして滑らかで。
佐久間は耳が弱くて、ふうっと息を吹きかけるときゅっと唇を噛む。
🩷やん……っ
イケボの時もあるけど、俺だけに聞かせる鼻にかかった鳴き声が好きだ。
首輪を繋いでいつまでも手元に置いておきたくなる。
愛してる愛してる愛してる
そんな言葉じゃ足らないくらい、俺は佐久間を愛している。
年が明けてから佐久間は多忙を極めていて、側から見ても心配になるくらいだった。
「フォロワー100万人ありがとうスペース」と銘打って、SNSのアカウントを使って不特定多数のファンに向けてスペースを開いた時には流石に働きすぎだと思ったけど、佐久間の声が心地よくてつい聞き入ってしまい、俺は佐久間の声に包まれていつのまにか寝落ちしていた。
今、そんな佐久間は目の前で俺に組み敷かれている。
形のいいお尻が俺を受け入れようと無防備に待っている。
ゆっくりと指先で解して慣らす。
まだ回数を使ってないので念入りに愛してやる。
🩷あべちゃん…なんか…切ない…
佐久間の蕾がヒクヒクいって俺を誘っている。むちゃくちゃに犯してやりたい自分の中の雄の衝動を押しとどめる。
佐久間は砂糖菓子のようにゆっくり味合うのが相応しい。
💚佐久間、挿れていい?
こくこく、と頷く。
まだ快感もよくわからないくせに健気だなと思う。
俺はゆっくりと佐久間の中に入った。
腸壁をゆっくりと分け入っていくと、かなり強い抵抗があって、みしみしと嫌な音がした気がした。
たっぷりローションで潤したはずなのに中は狭くて、その強烈な締め付けに思わず声が漏れてしまう。
💚……っつっ……
🩷あべちゃん……俺の…中…きもちいい?
💚うん…いいよ…すごく…気持ちいい…
佐久間のものが勃ち上がり始めたので、空いた手で触ってやる。
佐久間の腰が跳ねた。
🩷ひゃうん…っ
腰の動きもさぼらない。
俺は深いところで小さく出し入れをくり返す。
時々佐久間のいい所にあたるのか、佐久間の息遣いが荒くなってきた。
🩷あべちゃん、あべちゃん、あべちゃん
俺の名を呼んでいるが、それはもう意味を成さない。
ただ俺が欲しくて、俺の愛を確認したくて唱えてるだけだ。
白い背中をなぞる。
佐久間の腰が反る。
耳にキスをする。
もう佐久間は自分がどこをどう愛撫されているのかきっとわかっていない。
🩷あべちゃん……すき……
ほとんど声にならない声でつぶやくと、佐久間は絶頂を迎えた。
セックスが終わり、それを見計らったように二匹の猫が寝室に入って来た。
最初はベッドの下で遠慮がちに俺たちを見ていたが、佐久間が手を伸ばし、「おいで」というとベッドに上がって来た。
💚可愛いね
🩷でしょう?
💚佐久間のことだよ
佐久間の頬がまた朱に染まって、俺たちはまたキスをした。
おわり。
コメント
13件
あべさく可愛すぎて……!!!! 描写が綺麗でえっちなのにやらしくない!私もこういうセンシティブ書きたいっす先生!!!
はわわわわわ…(∩ω∩〃) あべさく…あべさくだぁ…ちょと語彙力が…しかもR18だぁ…くぅ…
うまい...かくのがうますぎる...