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ムイ✨︎
ඞ莉楓@🌌🫧
もとぱ BL .
『 自分から 言ったのに 。』
誤字・脱字 注意。
―――
きっかけはほんの些細なことだった。
wkiが、いつも通りクラスの中心で笑ってて、
その隣に女子がいて、距離が近くて。
それを見たmtkが、勝手にイラついて。
「…もういい」
放課後、人気のない廊下で言い放った。
「一週間、もう一切話さない」
「は?なんで」
「いいから。無理」
「無理じゃないだろ、話せよ」
「やだ」
即答だった。
wkiは一瞬言葉詰まらせて、
「…嫌だって。無視とか意味わかんない」
でもmtkは、目も合わせない。
「約束だから」
それだけ言って、背を向けた。
―――
その日から、本当に一言も話さない。
「mtk、おはよ」
無視。
「…今日一緒に帰る?」
無視。
近くで名前呼ばれても、視線すら向けない。
周りは「なんかあった?」ってざわつくけど、
mtkは全部知らないふり。
最初の二日間、wkiは何度も話しかけた。
でも三日目。
ぴたりと来なくなる。
(……なんで来ないの)
気になって仕方ないのに、
自分からは行けない。
約束したのは、自分だから。
―――
四日目。
wkiはまた、みんなと笑ってる。
その隣にいるのは、別のやつ。
楽しそうに話してる。
(…別に、普通じゃん)
そう思うのに、胸がぎゅっとなる。
(僕が無視してるんだから、当たり前だし)
わかってるのに。
(なんで、平気そうなの)
ノートの文字がぐちゃぐちゃになる。
―――
五日目の帰り道。
一人で歩きながら、つい振り返る。
後ろに、あの高い影はいない。
(…来ない)
当たり前。
自分で遠ざけた。
でも。
「……やだ」
ぽろっと声が出る。
その瞬間、目に涙がたまる。
「…むり…」
寂しさも、嫉妬も、全部限界だった。
―――
その夜。
スマホを握りしめる。
トーク画面はずっと開いたまま。
「…」
“ごめん”って打って、消して。
“やっぱ話したい”って打って、消して。
指が震える。
(僕から言ったのに)
(今さら、なに)
でも。
画面に映る名前を見るだけで、胸が苦しい。
―――
一方でwki。
机に突っ伏して、スマホを見てる。
(…話しかけたい)
でも。
(嫌がるって言ったの、あいつだし)
画面を閉じる。
(俺だって、我慢してんのに)
昼間、他のやつと話してたのも全部。
(見てたろ、絶対)
わざとじゃないのに、試してるみたいで。
「…まじで無理」
ぽつっと呟く。
でも、連絡はしない。
―――
同じ夜。
同じ時間。
同じことで苦しくなってるのに、
どっちも動けない。
―――
六日目。
教室で、mtkの視界に入るwki。
いつも通り笑ってる。
でもふとした瞬間、表情が少しだけ落ちる。
それを見た瞬間、
「…っ」
胸が締め付けられる。
(僕のせいじゃん)
もう、限界。
席を立って、教室を出る。
―――
廊下。
足音が止まらない。
「…っ、なんで」
自分にイラついて、涙こぼれる。
そのとき。
「mtk」
後ろから声。
止まる。
振り向けない。
「…一週間、まだ終わってないけど」
少しだけ低い声。
「もういい?」
その一言で、完全に崩れる。
「……むり」
振り向いたら、目真っ赤で。
「無理…っ、無理だから…」
wkiは一瞬目を見開いて、
すぐに近づく。
「おい、泣くなって」
「だって…っ」
言葉がうまく出てこない。
「…寂しかった」
やっと出た本音。
その瞬間、wkiがぎゅっと抱き寄せる。
「俺も」
即答。
「ずっと我慢してた」
「…なんで来なかったの」
「お前が嫌がると思ったから」
「やだって言ってないし…」
「“話すな”って言っただろ」
「……っ」
言い返せない。
少しだけ沈黙。
それから、
「…ごめん」
小さく。
「俺も」
wkiも同じくらい小さく返す。
―――
「もう、こういうのやめよ」
「…うん」
「無視とか無理」
「僕も…」
mtkがぎゅっと服掴む。
「離れるの、やだ」
その言葉に、wkiは少し笑う。
「知ってる」
「知らないし」
「今言ったじゃん」
「…ばか」
でも もう離れない。
―――
どうでしたか…ネ。
引き続き投稿しますっ。