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時刻は牛の刻…霊弍は任務が終わり帰路についていた…
[最近の任務、夜遅くまで続くのが多いな…]そう独り言を呟きながら街灯の近くまで歩く。
その後ろから怪しい人影が着いてきているのであった…あと少しで霊弍に近づくと思った矢先に、その怪しい人影は突如としてナイフを手に取り、霊弍の背後から襲いかかるのであった。
[見えてるぞ…さっきっからな!]そう言ったと思うと謎の人物から武器を奪い取り、首元を叩き気絶させるのであった。
謎の人物は、そのまま意識を失い気絶するのであった…
[なんなんだ?こいつ…]そう言ってナイフを投げ捨て屋敷へと帰るのであった…この出来事が、後に霊弍に…いや、スパイ協会に関わる重大な事件になるのであった…
時間は過ぎ朝頃…霊弍のスマホに一通のメールが届く。
[メール?誰からだ…?]不思議に思いつつもメールを見てみると、そこにはとんでもないことが書き連ねられていたのだった…
(拝啓、夜桜霊弍殿 昨日の午前0時頃に襲われたという情報が君から送られてきましたが、その襲ってきた相手がスパイ協会に過度な恨みを持ち、今日頃に大勢の大群で襲って来るようなので今すぐに協会に集合されたし)
[マジかよ…まぁ集合しておくか…]そう言って霊弍は協会へと赴くのであった…
協会に着いたのは午前11時頃、協会には既に他の金級が集合していた。
[大勢の大群って言っても何人ぐらいなんだ?]と、霊弍が問う。
[それはわからないわね…なにしろ、スパイ協会に関わる事態らしいわよ]そう答えたのは、裏社会向けの週刊誌、[スパイデー]の編集長のアレクサンドル龍だ…彼は大きな巨体で、オネエ口調だが、戦闘能力は高く、その巨体から繰り出される一撃はとてつもない破壊力である…そして、特に情報の収集力が異常なほど高く、例えば、夜桜家になにかスキャンダルが起きればすぐに情報を集めスパイデーに収録し発刊するのだ。例えどんなに強い金級でも、彼らが発刊するスパイデーには勝てないのであった…
[にしても…今日頃って言ったっていつ来るんだ?]
集合してから既に一時間が経過し、各々準備が出来たいたのだがそれらしい気配は無く、誰もが嘘かと思っていたその時
(ドォォォン!)
協会の建物全体が大きく揺れるほどの凄まじい轟音が鳴り響く。
[来たのか!?]
予想外の襲撃に驚きを隠せない金級スパイ一行だが、すぐに冷静になり、迎撃に出るのであった。
外に出てみると霊弍が今日の午前0時に倒した敵の顔が見えた。
[あれが霊弍ちゃんを襲った人?]と、龍が問いかける
[そうだ]と、霊弍は答える
[やっぱりお前か…今日の朝頃は世話になったな]
そう相手に伝えると[うるせぇ!]との返答が帰ってきた。
[やはり、言葉だけじゃ無理か…言葉が無理なら、力でねじ伏せる…]
そう言うと同時に金級達が一斉に臨戦態勢へと移るのであった。
[やっちまえ!]
霊弍を襲った男の声と共に大勢の男達が一斉に襲いかかる…
金級達は各々独自の戦い方で敵を返り討ちにしている…龍は拳で相手をねじ伏せ、フーランは鞭で撃退、霊弍は忍のため、クナイを使って倒していく。
(※ヒドラの戦闘方法がわからなかったのでここでは省かせて頂きます)
~数分後~
協会の目の前には大勢の人が倒れていて、その目の前には無傷の金級スパイ達が佇んでいた…
霊弍を襲った男も気を失っており、あっという間に騒ぎが収まったのであった。
それから数週間後、例の奴らは警察に預けられ刑務所で不自由な生活を強いられたそうだ。