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突然ですが、霊弍にファンクラブはあると思いますか? 正解はYes。スパイの間でもファンクラブが存在しているが、今回はその内の一つの霊弍ファンクラブについて話そうと思う。
霊弍は朝起きたらいつもの様にスマホで任務の内容を確認するのだが、必ず非通知通話が残されている。それは霊弍ファンクラブのメンバーからの鬼伝コールである。当の本人はそのファンクラブの存在を知っているが、大して気にも止めていないのである。その後に歯磨きや洗顔、朝食を済ませ忍具のメンテを行うのがいつもの日課である。
今回は忍具のメンテは昨晩に終わらせていたためスムーズに任務に出ることが出来たのだが、いざ任務場所に着いたら何かがおかしい、任務先がすでに誰かに制圧されていたのだ。
[誰がやったんだ?]そう疑問を持ちながらも任務先を偵察していると後ろから誰かの気配を察知する…すると、突然[バッ!]と襲いかかってきたので直ぐ様臨戦態勢に入るが、これまたおかしい…その襲い掛かった人物は武器を持ってなく霊弍に抱きつきに来たのだった。咄嗟に回避し、距離を取るとその人物は[霊弍様!好きです!]と告白したのだった。霊弍はすぐにファンクラブのメンバーということを悟り、すぐに消えるのであった。
すぐに屋敷に戻り、頭の中で状況を整理するが、全く検討がつかない。元々ファンクラブの存在は認知していたがこれまであのような大胆な行動してこなかった為、対応に困っているのである。霊弍本人はファンは嬉しいが、少々やり過ぎな所があるのではないかと推測した。
結局、その日はファンクラブのメンバーに追いかけられたり等の出来事があったのであった…霊弍本人は、ファンの目の前で自分が思っていることを話し、なんとか事は収まったが彼等がそう簡単に諦めるとは思わない事を霊弍は知っていた為、任務中や外出中等は特に細心の注意を払って行動をすると固く決心したのであった。
だが、当のファンクラブはさらに包囲網を拡大させ、霊弍の捕獲、又は発見を行うために各々協力して行動するのだった。
当然のことだが、妹の夜桜零にもファンクラブが存在しているため、大のシスコンの霊弍は二つのファンクラブの相手をしなければならないのであった。とまぁこんな感じのハチャメチャな1日だったが夜桜は夜桜として、スパイはスパイとして生活を行った方が良いと主は思うのである。