srngです
自衛よろしくお願いいたします
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<ねぇなぎちゃん。これしてみようよ。>
そう言って差し出されたスマホの画面には“アブノーマルプレイ特集。”なんて物騒な文字が連なっていた。
よくよくその画面を見ると“domsubプレイ”なんて書いてある。アレか。BL漫画でよくあるアレ。なんて変に冷静になる。
本来であればアレはダイナミクスとかいう第3の性のような物が大前提のはずだ。
[…ちょっと貸してください。]
そう言って彼のスマホを貸して貰ってゆっくりと見てみる。
プレイの内容は変わらないようだけれど、
絶対服従ってわけじゃない。
言葉による快楽…相手も優越感を感じる…
そんな言葉を見て私は好奇心に駆られてしまった。[…貴方はこれがしたいんですよね]
<まぁ、興味はあるよね。あとはナギヌンティウスの許可だけ。>
なんだよナギヌンティウスって、なんて思いながら少し考える。彼は最終的な判断を私にさせてくれる。優しいとは思うが、同時に性格の悪い奴ということを再認識する。
[…いいですよ。]<え?>
素っ頓狂な声を出す彼を見ながらふっと笑う。[ほら、するんでしょ。私、先準備して来ますから。]
なんて顔も見ずに伝えてシャワールームへ駆け込んだ。
パタン。とシャワールームの扉を閉め、少し聞き耳を立てる。
<……やっば、>なんて声が聞こえ、してやったという気持ちでいっぱいになる。
そのままぱっぱと準備を終わらせてしまおうとシャワーを浴びた。
[…終わりましたよ、貴方も行ってらっしゃい。]<……うん。ありがと>
なんて会話をした後、私は彼の寝室へ向かった。
ボスッなんて音を立てて沈むマットレスに体を預けてゴロゴロしながらリラックスする。何せ、する前にリラックスしとかないと、2人とも気持ちよくないのだ。
そんなことを考えながらぼーっとしているとガチャ、と音を立ててドアが開く。
<結構待たせたよね。大丈夫?>
[全然。私そんなヤワじゃないですし、]
<えー、嘘だー腕とかポキッと行きそうじゃん。>[やめろそんなこと言うの!]
彼がふっと笑ったあと懇切丁寧に今回することの説明をされた。
Commandはめんどくさいから日本語で、私がCommandだと感じれば実行していいらしい。
<…一応決めとこっか。セーフワード。>
あぁ、そんなものあったなぁ、なんて思いながらワードを考える
[じゃあとりあえずredで、]
<おk、まぁこんなもんかな。大丈夫?>
[……大丈夫です]
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