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大地を裂くほどの激闘が続く中、白川と神風は琥珀の猛攻に追い詰められていた。白川は何度も立ち上がり、反撃の糸口を見つけようとするが、琥珀の力は圧倒的だった。
「クソッ…こんなもんじゃないだろ、白川!立て!」神風が叫ぶ。
「俺がどうにかする…だが、この野郎…強すぎる!」白川は苦しそうに息を吐きながらも、決して諦める様子は見せない。しかし、その背後に立っていた神風は、白川に見えない形で一瞬の決断をしていた。
琥珀の次なる攻撃が白川を狙う。黒い呪力の波が迫りくる中、神風は白川を突き飛ばし、自らその攻撃を受け止めた。
「おい、何してんだ!?」白川が叫ぶが、神風は微笑みながら振り返る。
「白川、お前は生きてこの戦いを終わらせるんだよ。」
琥珀の呪力が神風の身体に直接襲いかかり、血が噴き出した。だが、神風は一歩も引かず、最後の力を振り絞って琥珀に向かって走り出す。