テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
続き。
書く気無さすぎてしんどい
ーー
💜side
思うがままに飛び出してしまい、外は生憎の雨。
でも、今戻って照と顔を合わすのは正直気が引ける。
傘も家の中で取りにも行けず、渋々濡れながらとある人に連絡をする。
『阿部ちゃん、急なんだけどそっちの家行っちゃダメかな?』
阿部ちゃん。
グループの中で1番頭がいいので、単純な理由だが、どうすれば照と仲直りできるか。を1番いい方法で考えてくれそうだなと感じたから。
利用してしまうのは申し訳ないが、今の俺にはそれしか思いつかなかった。
しばらく阿部ちゃんの家の方向へ歩きながら返事を待っていた。
返事が来たので確認したら了承のスタンプ。
俺もありがとうのスタンプを送っておいた。
「ふっかいらっしゃい。」
「どうかした?」
ビチョビチョのまま家に凸ってしまった為、凄く驚かれた。
驚くのも無理はない。現に驚かれるような格好をしているのだから。
「ごめん……ごめん…」
心優しい阿部ちゃんの顔を見たら色々感情が溢れ出すもんで、涙が出てきた。
突然泣いてしまった俺に阿部ちゃんは黙って背中をさすってくれる。
頭がいいからなのか、冷静に判断できるのはメンバーながら尊敬。
涙でぐちゃぐちゃな顔のまま、昨晩からの話を阿部ちゃんに伝えた。
阿部ちゃん目線「夢の中で元カノの名前を出された」と、どうしようもない嘆きを聞かされて困るだろうに、「うん、うん」と背中を擦りながら相槌を打ってくれる。
「俺と一緒に照に連絡でもする?」
「今すぐにがしんどかったらゲームでもして落ち着かせてからでも…ね?」
「…連絡、できるかな」
「まあ、無理だったら俺の方からするよ。大丈夫。」
かなり迷惑を掛けてしまっているだろうが、仕方ない。
阿部ちゃんのことだから「全然迷惑じゃないよ」って言ってくれるだろうが、せっかくの休みの日にメンバーと顔を合わすなんて、きっと迷惑だろう。
とりあえず気が落ち着くまでは、阿部ちゃんとゲームをした。
そういえば、照と付き合うまでは一緒にゲームをしてたっけ。
その時に照に片思いしてて、よく相談してた記憶。
…って、阿部ちゃんといるのにこんなに照のこと考えちゃう俺、照のこと好きすぎだろ。
「…外、雨全然止まないね。」
「あ…うん。」
「でも、そろそろ……帰らなきゃな」
返事を待たずに立ち上がると、タオルで髪をぐしゃぐしゃと拭く。
お風呂借りようかとも迷ったけど、流石にそこまで迷惑はかけられない。
「気をつけてね。濡れるし、傘貸す?」
「ううん。大丈夫。」
「…ありがとう、阿部ちゃん、ほんとに……ありがとう」
「そんな感謝されることでもないよ(笑」
「絶対仲直りするんだよ?」
「うん…」
ちゃんと目を見て伝えたかった。
俺の話、ぐちゃぐちゃだったのに全部理解してくれて、何も言わずにゲームに付き合ってくれて。
玄関を出ると、「雨の匂い」としか表せない匂いが頬を撫でた。
やっぱり、さっき濡れたのも相まってまだ寒い。
さっき阿部ちゃんから借りたタオルで頭を覆いながら傘もないまま小走りで家の方向へ歩き出す。
家に戻る足取りは、少し重かった。
でも、ちゃんと話さなきゃ。
逃げたままじゃ、俺も照も前に進めない気がしたから。
……そんなことを考えていたその時だった。
「…ふっか?」
聞きなれた声に、心臓が跳ねた。
顔を上げると、ほんの少し先、傘もなしに歩いていたのは……
照だった。
「え……なんで、ここに…」
「阿部から聞いた…ふっかが出ていったって聞いて……心配で」
雫
263
水瀬菜音
3,446
192
そういう照の髪も肩も、びしょ濡れだった。
「びしょ濡れ…」
「なんで傘持って出なかったの」
呆れたように言われて、思わず口が勝手に動いた。
「照に言われたくない。…お前もびしょ濡れじゃん」
「あ、いや…そうだけど…(笑」
ちょっとムッとして言い返したら、照は苦笑いでそう言った。
2人して大雨の中、立ち尽くしてるのが少し笑えてくる。
「……寒いね」
ボソッと呟いたら、照も答えた。
「俺さ、ふっかが阿部の家に行ったって聞いて、正直焦った」
「……なんで?」
「なんでって…寝言、悲しませたでしょ?」
「佐久間の事……誤解されたままなの、嫌だったの」
その名前を出された瞬間、胸が少し痛くなった。
「…じゃあ、寝言で言わなければよかったじゃん」
「言うつもり無かったよ。夢だから、コントロール出来なくて…」
「それでも、俺の名前じゃなくて…元カノの名前呼ぶって…」
喉の奥が詰まって、上手く言葉が出ない。
わがままなことを言ってることは、分かってる。
「ごめん、当時の事が出てきちゃって…その…」
「でも、俺が好きなのは…ふっかだから」
「…寝言じゃなくて、今言ってよ」
静かに言った言葉に照は少しだけ目を開いて、それからゆっくりと口を開いた。
「ふっか…..好きだよ」
その声は、大雨の中でも、しっかりと聞こえた。
「……許した訳じゃないからな」
「わかってる。だから、ちゃんと謝らせて。」
「もっとちゃんと、何にも邪魔されない暖かいところで。」
少しだけ笑って、照が手を伸ばしてくれる。
その手を取るまで、俺はちょっと意地を張ってやろうと思ってた。
でも、心のどこかでは、とっくに許してるのかもしれない。
ーー
後編適当ごめん
スランプしんどすぎる🥹💧
あと後編もチェックしてないから誤字脱字してるかも🥺
読めなかったら聞いてください、下手だったら諦めてください🥲