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私
達は、様々なものを秤にかける。
天秤ばかりにかけて、価値をはかるのだ。
それは例えば、「お金」「愛」「正義」であったり、あるいは「道徳」であったりするかもしれない。
しかし結局のところ、それが何であれ、誰かにとっての価値観にすぎないということを忘れてはならない。自分の尺度こそが唯一絶対だと思い込んでしまうほど、危険なことはないからだ。
とはいえ、もし仮に万物の尺度となるようなものが存在するとすれば、それはおそらく自分自身の心の中にあるものではないだろうか。自分が大切にしているものや、自分に都合の良いことを基準にして考えるのではなく、まずは自分の心に問いかけてみるべきだ。
そしてまた、自分以外の誰かを大切に思うことができたならば、その気持ちもまた一つの大きな財産だと言える。なぜならば、その相手に対して抱いた想いがあるからこそ、自分は今ここに存在しているのだとも言えるからだ。
だからと言って、相手の全てを受け入れろと言っているわけではない。
この世は綺麗事だけでは成り立たないことも知っている。
自分の信念に基づいて生き抜くことこそが大切なのだ。
しかし一方で、相手に寄り添うということを忘れてはならない。
自分が傷つくことを恐れずに、他者のために心を砕くことが大切である。
それが愛というものなのだ。
「人を愛するということはどういうことだ?」と問われたら、「他人のために努力すること」と答えようと思う。だがそれは嘘だ。本当はもっと複雑なことなのだ。
「愛とは何か」と聞かれた時に、最もシンプルな答えがあるとすれば、「自分が幸せになること」だと思う。誰かを愛している時というのは、結局は自分のために動いているのだ。だから相手への気遣いや思いやりも、自分の幸福を追求するためのツールにすぎないのではないかと思っている。
恋愛小説に出てくるような、ドラマチックな恋に憧れることはあるけれど、きっと現実では無理なんだろうと諦めてしまっている。自分はそういう柄じゃないし、どちらかと言えば地味な人間だと自覚しているからだ。だけどやっぱり憧れるものはあって、いつか自分も素敵な人と巡り会えたらいいなぁなんて考えている。
私は今年二十歳になる女子大生だ。実家を離れて一人暮らしをしている。友達もたくさんいて楽しい日々を送っているけど、最近は少し退屈を感じ始めていた。刺激的な毎日を送りたいと思い始めたんだ。
そんなある日のこと、いつものように大学の講義を終えて帰宅していたら、突然目の前に一人の女性が現れた。
彼女は言った――『私と契約して魔法少女になってよ!』と。
私は思った――またか、と。
この世の中には不思議なことが沢山存在する。魔法だってその一つに過ぎない。普通の女の子だった私がある日を境に魔法少女になってしまいました。しかもただの魔法少女じゃなくて魔女っ子です。あ、もちろん男の子にも変身できます。
最初は戸惑ったし驚いたけど、今ではすっかり慣れっこです。今日も元気に街を守っています!
☆★☆ 【第一話】
始まりの夜 夜の帳が下りた頃、街の上空に突如として巨大な黒い球体が出現していた。
それは禍々しいオーラを放ち、周囲の光を全て吸い込んでしまうような漆黒の球体だった。しかしよく見ると表面にはキラキラと輝く光の粒が浮かんでは消えている。まるで宇宙に浮かぶ星々のように。
「これこそがブラックホールだ!」
「すごい!これが本当にブラックホールなのか!?」
「ああそうだとも。これをお前にくれてやるよ。持って帰って好きな時に眺めるがいい。ただし決して触れたり、飲み込んだりするんじゃないぞ?」
「わかっているさ。こんな素晴らしいものを僕なんかが壊したりしたら大変だからね」
「それでこそ俺の息子だよ」
それから数年後のこと。少年はすっかり青年となり、立派な学者になっていた。研究のために訪れたとある惑星で、少年はある装置を発見する。
「これはなんだろうか?まさかブラックホールを生み出す装置だとでもいうのか?」
科学者はその装置に興味を抱き、調べ始める。そしてついに装置は完成してしまったのだ。
「やったぞ!これで僕は本物のブラックホールを作ることに成功したんだ」