橙桃です。本人様とは関係ありません。
地雷だよって方、通報される方は見ないようにしてください。
※紫くん出て来ています
前回との温度差注意
赤side
今日はすとぷりの会議の日。会社に着くと青ちゃんと橙くんがいた。紫ーくんはスタッフさんと話しているらしく会議室にはいなかった。
遅刻組は相変わらず遅いなと思ったとき何処か違和感を抱いた。
おかしい。桃ちゃんは彼氏の橙くんが家まで行っていつも一緒に来るのに。桃ちゃんがいない。
赤「橙く〜んおはよー。桃ちゃん知らない?」
橙「知らん。」
、、、、、、、、ん?
赤「え、どうしたn」
青「あーあー!!赤くん!僕喉乾いちゃったなぁー!!!自販機一緒に行こうよ!」
赤「えっちょっと青ちゃん?!」
バタンッッ
青「ハァハァ…」
赤「え?なに、どういうこと?」
青「僕も分かんないよ…朝来てからずうっと機嫌悪いの。それに…」
赤「それに?」
青「…………今日、1人で来てた…。」
赤「は、はぁぁぁ?!?!?!」
青「バカ!!聞こえるでしょ!!」
赤「いやいやいやいや何で何であのバカップルだよ?!何で1人でくるの?!」
青「だから知らないって!!!」
そんな会話をしているとこちらに向かって足音が聞こえてきた。
黄「赤!!青ちゃん!!!」
赤「黄くん!!」
黄「ど、どどど、どうしよう!」
青「落ち着いてよ黄くん!」
黄「落ち着いてられないよ!!、今会社の前で桃くんと会ったんだけどね…」
「「うん…」」
黄「桃くん……泣いてた」
「「はぁぁぁぁぁぁ?!??!?!?!」」
赤「嘘でしょっ?!」
黄「嘘じゃないよ!!」
青「どうしてっ……、て。」
赤「?」
青ちゃんが驚いた様子で俺の後ろの何かを見つめる。
俺が振り向くとそこには
桃「………ッ、グスッ…ポロポロッ」
涙を流す桃ちゃんがいた。
青side
黄「はい、桃くん」
黄くんが泣き止んで目を赤くした桃くんにコーヒーを渡す。
喧嘩でもしたのだろうか。
朝紫ーくんの次に来て、今日の会議の内容を確認しようとしたときバンッと勢いよく入って来た橙くんに違和感を抱いた。いつも一緒に来るはずの桃くんの姿がない。話しかけようとしても不穏なオーラが出ており、全く会話も出来そうに無かった。
赤くんが来て、赤くんも同じく違和感を抱いたのか橙くんに話しかけたが声がいつもより低く、冗談抜きで機嫌が悪そうだったので赤くんを連れて会議室を出た。
因みに紫ーくんにはLINEで知らせておき、まだ会議までも時間があるからそこは安心出来る。
機嫌が悪い橙くんとは真逆に今僕たちの目の前にいる目を潤ませビクビクと震えている桃くん。いつものかっこいい姿は何処に行ってしまったのか。
赤「………桃ちゃん、何があったの?ゆっくりでいいから話してくれない?」
桃「………、ポロポロッ」
赤「?!?!ごめんごめん!大丈夫、話を聞きたいだけだから。」
ね?と赤くんが微笑むと桃くんの涙は止まった。
桃「…橙と喧嘩した……」
黄「原因は…?」
桃「……。」
余り言いたく無い内容なのかだんまりを決め込む桃くん。
どうしたらいいのやらと3人で顔を見合わせる。
紫「あ!いたいた!!!」
青「紫ーくん」
紫「2人の件について話したいから、会議を早めにしちゃおうと思って。会議が終わったらしっかりと話して仲直りしようよ。」
黄「そうですね、行きましょうか。」
会議が終わり、これから2人の件について話そうとした途端、橙くんが立ち上がった。
橙「俺、帰るから。」
青「えっ…」
紫「待って橙くん、座って。」
橙くんが席から離れようとしたが紫ーくんがそれを止める。
橙「…なんや?俺急いでるんやけど」
紫「何か用事でもあんの?」
橙「、…別に紫ーくんには関係ないやろ」
赤「ちょっと、そんな言い方…」
橙「…大体、話したい事があるなら自分から言えばええのに。………じゃあな」
バタンと無機質に閉まるドアを皆で見つめる。
すると今度は静かな泣き声が聞こえてきた。
桃「ヒックヒック、グスッ…ポロポロポロッ橙ぃ…俺の事ッ、嫌いになっちゃった……」
黄「桃くん…。」
紫「これは一大事だね。青ちゃん、黄くん。橙くんの家行って話してきてくれない?」
青、黄「え”」
紫「俺、これからまたスタッフさん所に行かなきゃだし、桃くんは赤くんに任せようと思う。」
青「わ、分かった…」
とは言ったものの…
青「怖すぎる」
黄「青ちゃん!声に出てますよ!」
今実際に橙くんの家の前に立っているけどもう怖い。あんなに怒ってる橙くんは久しぶりすぎる。
黄「ちゃん、青ちゃん!!」
青「うぉっ?!」
黄「外から変な目で見られちゃうので早く入りましょう!」
青「えええ?!黄くん怖くないの?!」
黄「怖いですよ!!でも、桃くんの為ならば…」
青「…………分かった。」
ピンポーンとチャイムを鳴らす。
すると勢いよくドアが開き、現れたのは目を丸くしてすぐに肩を落とした橙くん。
なんだろう。様子がおかしい気がする。
橙「………何の用?」
青「…桃くんについて話したくて。」
橙「お前らには関係ないって言ってるやろ」
黄「関係ありますよ。大切なメンバーの事だから。」
橙「……………はぁ……入ってええよ。」
黄side
青ちゃんと橙くんの家にやって来たんだけど…さっきから橙くんの様子が変だ。
玄関でも僕たちを見た瞬間肩を落としてたし、今もソワソワしている。
青「…あのー」
橙「ッなんや」
青「大変言いにくいことなんだけど、橙くんさ
怒ってないよね?」
橙「はっ?!ぉ、怒ってるし」
青「いやバレバレだから。玄関でも僕たちって分かった途端めっちゃガッカリしてたし…んで、…何があったのさ」
橙「うぐっ………………、実は…昨日の夜に喧嘩したんよ。原因は…」
黄「原因は…………?」
橙「いや、言えへん。でも、いつも喧嘩したときは俺がすぐに謝ってしまうんやけど…このままじゃ桃ちゃんが何しても許してしまいそうで…、だから今回は桃ちゃんから謝ってほしいんよ。」
青「言えないのかよ。……だけど桃くん多分謝ってこないよ?」
橙「え?どういう意味?」
黄「桃くん、橙くんに嫌われちゃったって泣いてばかりですから…」
橙「ゔっ…心が痛いッ………」
青「早く謝ったほうがいいよ、じゃないと…僕たちが奪っちゃうよ?」
橙「は?」
そう、青ちゃんが言ったとおり僕たちは皆桃くんのことが好きだ。勿論それは橙くんも知っていて、皆で桃くんを取り合いしていた。
結果的に桃くんが橙くんのことを好きだったから結ばれ今に至る。
僕たちは誰1人として桃くんのことを諦めてはいなかった。でも、こうやって仲直りさせようとしているのは桃くんには笑っていて欲しいから。きっと皆そうなんだと思う。
黄「僕たちが桃くんのこと諦めたと思いました?絶好の機会なのにこうやって助言してあげてる事に感謝してほしいです。」
青「言っとくけど本気だよ?今なら何かいい事言えば桃くんも僕に惚れちゃうかも…w」
橙「黙れや。」
青、黄「ビクッ…」
聞いたことないほどの低い声。橙くんだとは思えないほど威厳がある。
きっと本気で怒っているのだろう。橙くんの翡翠のような瞳には光が無かった。
橙「桃…何処におる?」
青「…赤くんと一緒にいる……」
橙「あ”?」
黄「か、会議室にまだいるかもしれません!」
橙「もうええ。お前らは勝手に帰れ。」
黄「あ、はい……。」
そう言って橙くんは外に出ていった。
黄「青ちゃん……帰りましょ」
青「うん…」
赤side
桃「ごめんな、大丈夫だから。」
赤「無理しちゃだめだよ、桃ちゃん。」
青ちゃんと黄くんは橙くんの所に行き、紫ーくんは会議室を出ていった。だから桃ちゃんと2人きり。
桃ちゃんを慰めつつ、今なら優しく声をかけていれば桃ちゃんは俺に振り向いてくれるのではと悪い人の思考になる。
ずっと好きだった。かっこよくて、可愛くて。面白くてストイックで。すとぷりの中では1番昔からの親友だから有利だと思ってたのに桃ちゃんの目には橙くんしか映っていなかった。
桃「元々は俺が悪かったんだ…でも優しい橙に甘えてた………。」
赤「桃ちゃん…………………」
桃「ん?…ッ」
桃「おいっ!!やめろっ!赤…!!」
赤「…………」
俺は桃ちゃんを壁に追い詰め、顔を近づける。
あと数cm。あと少しで唇が触れる。
その瞬間だった。
橙「ハァハァッ…………桃を離せや。」
赤「…………………」
桃「橙ッ?」
赤「はぁ…………はいっ!」
桃「わっ?!?!」
俺は桃ちゃんの腕を掴んでいた手を離し、橙くんの方へ押してあげる。
橙くんはぎゅっと桃ちゃんを抱きしめると睨んできた。
嫌なはずなのに、安心してしまう。
赤「あははっw本当にキスすると思ったの?」
橙「…その気やったろ。」
赤「あ〜バレちゃった?」
桃「赤…」
赤「桃ちゃん!また橙くんに泣かされたときは俺の所に来てね?次こそ奪ってあげるから♡」
桃「え…、」
赤「じゃあねっ!!あとは2人で仲直りしてくださいっ!!」
これで良かったのかもしれない。
バカップルにはイチャイチャしてもらわなきゃこっちが参っちゃうからね。
今度こそ幸せになんなきゃ許さねーぞバカヤロー。
橙side
赤が出ていった。今回は本当に馬鹿なことをしたと思っている。いくら桃の為だからって桃を泣かせて、挙句の果てにはメンバーに取られそうになるなんて。
桃は俺の胸元に頭を埋めていた。申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら優しく頭を撫でると、顔を上げて見つめてきた。
桃「…………………橙ぃ?」
橙「ん?」
桃「怒ってる…?」
橙「ううん、怒ってないで。赤には怒ってるけど」
桃「……ッご、ごめんねぇポロポロッ」
橙「?!?!」
驚いた。今まで桃から謝ってきたことなんて片手で数えられるぐらいしか無かったのに…。
桃「俺が、俺が悪かったからぁグスッ嫌いにならないでぇ…ポロポロポロッ」
橙「大丈夫、嫌いになんてならないで。安心してや。」
桃「うんっ…うん…」
もう二度とこんな事にならないようにしなくては。
今度こそメンバーに取られてしまう。
まぁ取られたとしても取り戻すけど。
橙「桃。」
桃「んぅ…?」
チュッ
橙「これで仲直りな?」
桃「/////…ばーか」
紫「はいっ!!会議終了ー!!」
赤「おつかれー!!」
青「はぁ…疲れたぁ」
桃「橙〜耳貸して」
橙「ん〜?」
桃「コソッ今日橙の家泊まっていい?////」
橙「ふふっwええで♡」
黄「…………ほんとにイラつきます」
青「それな」
赤「もういいよ、ほっとこー」
紫「あ、そう言えば結局何で喧嘩しちゃったの?」
橙「桃が俺のプリンたべたんよ」
桃「悪かったって言ってんのに許してくれないんだもん」
「「「「このバカップルがぁぁぁ!!!」」」」
コメント
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橙桃バカップルのことだから単純な 可愛い喧嘩だと思ってたよ…( ◜ω◝ ) やっぱ橙桃平和…( ◜ω◝ ) そしてタヒんだ…( ◜ω◝ )
やっぱり喧嘩の理由は単純な事だったぁ! 当たった! 尊死しちゃうね☆