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「だれ、あんた。」
霊夢は迷惑そうに言った。
参道を掃除していたらいつの間にか現れた魔法使い風の謎の少女。
幻想郷にはわざわざ博麗神社に参拝にくるような暇人はいない。
この少女は霧雨魔理沙。
後に霊夢の人生を大きく変える人物だ。
だが、今の霊夢は人と関わる事を嫌っている。
基本的に博麗神社敷地内からは出ない。
結界を張り、長年博麗神社は行方不明だ。
知っている人物は狛犬と高麗野あうんと八雲紫、あとはアリス・マーガトロイドと謎の少女だけだ。
「私は霧雨魔理沙!実家に帰る途中なんだ。だけど‥なんか無性に気になったんだよな、ここ。」
無邪気に笑う魔理沙からは彼方郷‥大雑把にいうと日本の郷民である事、として微かな魔力が霊夢には感じれる。
「あらそう。見逃してあげるから、早く逃げなさい。そうしないと殺すから。」
霊夢は冷たく言い放つ。
もちろん、これで魔理沙が黙っているわけがない。
魔理沙は霊夢に詰め寄る。
「殺すって‥お前、犯罪者か?ていうか、なんで巫女してんだよ、おかしいだろ?
名前、聞いとくぜ。いずれ警察に突き出してやる!」
魔理沙の次々とした言葉に霊夢は面倒くさそうに手でしっしっと追い払う。
「これだから彼方郷民は嫌いなのよ。いい?質問は禁止よ。ここはあんたが来ちゃいけない場所。だから、私はあんだを殺さなきゃいけない。なんであんたにここが見えたかはわからない。」
いいながら霊夢は気づく。
この子、霧雨って言ったわよね‥ひょっとして、霧雨の魔女にぴったりなのかしら‥
そう思いながら続ける。
「だけど、ここには法律は存在しない。あなたの住んでいるところとは別世界。」
そう聞いた魔理沙は食い下がる。
「名前!名前だけ聞いたら帰るから!」
「高橋かな。」
もちろん偽名だが、素直な魔理沙は信じたようだった。
「かな!じゃーな!」
「二度来ないで。次はないわよ」
霊夢は念を押してあるきだす。
第一話謎の少女どうでしたか?
どんどん上げていくのでお楽しみにっ!
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