snowman
翔太「ただいまぁ〜」
涼太「…ただいまですっ」
翔太「!おかえりっ!りょーたっ笑」
涼太「あ…はい」
翔太「冷たいな」
俺達は買い物を済ませ帰ってきた
翔太くんにつられて「ただいま」と言ったら翔太くんはびっくりした顔ででも、凄い“嬉しそう”な顔…?で「おかえり」と言ってくれた
いつも返事のない家に帰っていたからなんだか不思議…俺にとって不思議なことはたくさんあるけどね
涼太「ご飯…作っちゃいますね」
翔太「ほんと?ありがとっ」 ニコニコッ
涼太「…あんまり食べないかな?」
「ま、…いいか」
ヒョコッ…
涼太「翔太くん、出来ました」
翔太「……(呆然」
涼太「??…あの、何か?」
翔太「いゃ…可愛すぎじゃない…??」
涼太「は?」
俺はこの人に何回「は?」って言えばいいんだ?
えと…“かわいい”はどういう感情なんだ?自分で調べたのは確か「愛らしい」や「魅力的に感じる様」と書いてあった
「愛らしい」俺が翔太くんに向けている“推し”の感情と似ているのだろうか
うん、そう思っておこう…
涼太「…俺は“かわいく”ありません」
翔太「いやいや、その顔だけヒョコって顔だけ出してちょっと困り眉っぽくなってるのも最高に可愛い」
「エプロンも似合ってて可愛いし……」
「やっぱお嫁さんみたいだねぇ?」 ナデナデ
涼太「ちょ、ちょっとストップです…俺はお嫁さんじゃないです…男ですっ……」
「…翔太くんが今言った事が“かわいい”なんですか?」
翔太「うーん…これも人それぞれ価値観が違うからなぁ…涼太は何を見たら“可愛い”って思う?」
涼太「……」
翔太くんの思考で行くのであれば俺はかわいいらしい
でも多分違う…俺が思う“かわいい”は………
涼太「…翔太くんです」
翔太「…ん?おれ??」
涼太「コクッ…5歳児の翔太くんは“かわいい”んだと思います」
翔太「…ふはっ笑 やっぱ涼太も俺のファンだな?笑笑」 ポンポンッ
涼太「?当たり前ですよ…?」
翔太「そっかぁ…涼太、もっと色んな“可愛い”もあるから、教えてあげるね?ニコッ」
涼太「!…はいっ」
?『おい、翔太』
2人でそんな会話をしていたらどこからか声が聞こえる
機械音?みたいな声…てことは
翔太「あ、わりぃ“照”」
“照”『お前、そこにいる人だれ?』
『会話聞く感じ一緒住んでるっぽいけど…俺たち知らないよ?詳しく説明しろ??』
翔太「あの…怒ってらっしゃいます??」
“照”『さぁ?どうだろーなぁ??』
翔太「…キョウセツメイシマス……」
涼太「?しょーたくん…??」
“照”と言われたその人物
電話越しでもわかるほど怒っているようだ、俺は翔太くんが焦っているのを見て、不思議に思うだけで“電話の相手”の事を考えていなかった
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