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ぺ「しにがみくんと遊ぶのは久しぶりだよなぁ…」
そう言って、ふふっと笑いながら枕に顔を埋める。
ぺ「楽しみだな」
そういえばクロノアさん……あの人は何がしたかったんだろ。
俺のことが好き?あんなにしにがみくんにべたべたしてたのに?
あの人の考えてることがわからない……。
ぺ「う~ん………もういい!!寝る!!」
俺は目を閉じるとすぐに眠りについた。
ぺ「ねみぃ………」
目を擦りながら見慣れた通学路を歩く。
すると、クロノアさんとばったり会ってしまった。
ク「おはよ!ぺいんと!」
ぺ「あ…おはようございます…!」
昨日の出来事が蘇ってくる。
とても気まずい…。
し「あ…!クロノアさーん!ぺいんとさーん!」
後ろを振り向くと、小さな男の子が手を振っていた。
とても可愛い。
ク「今日も可愛いね笑」
し「可愛くないですぅ!てか最近クロノアさん距離が近くないですか?笑」
あれ…?クロノアさんって俺のことが好きなんだよね?
ク「じゃあ俺仕事あるから行くね!」
そう言って校舎へ消えていった。
し「なんであんなかっこいいんですかね笑…一緒に育ってきたのに」
ぽつりと呟いた。
俺は何も答えることができなかった。
ぺ「かっこいいかぁ……しにがみはクロノアさんのことどう思ってんだろ……?」
~♪
ぺ「ん?電話?しにがみくんからだ」
ぺ:もしもし
し:もしもし…あのっ明日空いてますか?
ぺ:空いてるよー
し:じゃあ遊びませんか?
と、声の高さを上げ、嬉しそうに言った。
ぺ:いいよー!
し:ありがとうございます!!お昼どうします?
ぺ:食べに行くか!
一緒にご飯を食べるなんて久々だ。
し:じゃあ11時駅に集合で!
ぺ:おう!じゃあまた明日な!おやすみ!
し:おやすみなさい!
その日は明日が楽しみすぎてなかなか眠れなかった。
10時55分、約束の5分前、今俺は絶賛緊張中です。
服ダサくないよな……?髪は…セットしてきたから大丈夫なはず!
それにこの雲一つない晴天!神様が俺の味方をしてくれていると言っても過言ではない!!
し「あ!ぺいんとさーん!!」
ぺ「お、しにがみ!ってお前ほんとおしゃれだよな笑」
しにがみくんは小さな頃からセンスが良く、女子よりも女子をしていた。
し「それ会う度に言ってません?笑」
ぺ「そんなに言ってる?!笑」
その後、俺たちは涙が出るくらい笑ったあと、お昼ご飯を食べに行くことにした。
ぺ「何食べる?」
し「う~ん………海鮮丼!!」
ぺ「お!いいね~!海鮮丼食べに行くか!」
し「ん~✨うまぁ!!」
俺は美味しそうに食べるしにがみくんを見つめた。
目線に気づいたしにがみくんが、スプーンをこちらへ向けてきた。
し「一口いります?」
ぺ「いる!」
し「じゃあぺいんとさんの天ぷらもくださいね!」
もしかしてこれは…!あーんができるんじゃないか……?!
し「はい、あーん」
ぺ「パクッ………うまっ✨」
幸せ………!
し「天ぷらください!」
ぺ「どうぞ~!」
し「いただきまーす!!………うまっ!✨」
そう言ってまた笑い会う。
この時間が一生続けばいいのにと思ってしまうくらい幸せな食事をしたのは初めてだった。