し「さて、お昼ご飯も食べましたし、どっか行きますか!」
と、お店ののれんをくぐりながら言った。
し「どこ行きます?」
ぺ「服買いに行かん?俺に似合う服選んでよ!」
し「いいですよ!僕センスいいんで!」
こうして俺たちは服屋に行くこととなった。
し「ぺいんとさん!このパーカーとかどうです?」
ぺ「これ?ちょっとダサくない?」
し「でもこれにジーパン合わせたら……ほら!良くないですか?」
ぺ「おぉ………?」
センスがない俺にはよくわからん!!
まぁでもしにがみが言うんだし……
ぺ「じゃあこれ買ってくるわ!」
し「はーい!」
ぺ「お待たせー!」
外に出ると、しにがみくんは椅子に座って待機していた。
し「次どこ行きますか?」
ぺ「ん~…しにがみくん、前髪切りに行こう」
し「前髪ですか?」
ぺ「うん、君の前髪は長すぎる!せっかくきれいな顔してんのにもったいないよ!」
そう言いながら前髪に触れた。
思ったよりさらさらで柔らかく、きれいな髪をしていた。
ぺ「俺の行きつけでもいい?」
し「お任せします!!」
いつも行く美容院には俺と同い年の人がそこで働いていてる。
同い年だからか話しやすく、腕もいい。
ぺ「こんにちは~」
ら「いらっしゃ~い」
ドアを開けると、らっだぁが椅子に座って雑誌を読んでいた。
ぺ「お前働けよw」
ら「いや~客が来なくてさ、暇なんだよねぇ」
ぺ「じゃあ友達の前髪切ってくんない?」
そう言うと、俺の後ろにいるしにがみくんをじっと見つめた。
し「あ、お願いします…!💦」
視線に気づいたのか、俺の横に立ちお辞儀をした。
ら「よろしく!」
しにがみくんを椅子に座らせ、早速切っていく。
ら「どこまで切ろーか?」
ぺ「ん~…眉毛が隠れるぐらいにして」
ら「あいよ~」
しにがみくんのきれいな前髪が、だんだん短くなっていく。
切った髪は、光に照らされながら床に落ちていった。
ら「こんなもんかな!」
ぺ「おぉ!!」
前髪が短くなったしにがみくんは、まるで天使のようだった。
し「わぁ✨ありがとうございます!!」
ら「いいえ~」
ぺ「じゃあそろそろ行くか!」
ら「あっちょっと待って!」
ドアの方へ歩いていく俺を呼び止め、
ら「頑張れよ」
と耳元で囁いた。
俺は返事をする代わりに頷き、店をあとにした。
コメント
1件
見返しててコメントできなかったけど凄く好きです!!続き待ってます!